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第5話 ページ7

下巻を読んでから数日後


私は、朝早く依頼人の元へ向かっていた。


今回の依頼はまだ詳細までは聞かされていないが


比較的簡単な仕事だそうだ


人を殺す仕事出ないことを願いたい


私は、あの髭の男に云われてからずっと


悩んでいた、ずっと殺し屋をしてきた


自分に小説を書くことは出来るのか


ましてや、織田作之助の代わりとして


そんな大層なことが出来るのか......


私の役目は、所詮は"あの人"を救済すること


小説を書くべきか否か


そんなことを考えていると


依頼人のいるビルに着いた


早朝ということもあり、人影はほとんどなく


素早く昇降機にのり3階へ向かった。


昇降機を降りると


依頼人に指定された、会議室へ向かった。


コンコンコン


会議室の扉をノックする


『失礼する。依頼を受けた織田だ。』


「嗚呼、どうぞ入ってください。」


中から、少し小さめの声で男性が返事をする。


ガチャ


『初めまして。織田作弥だ。』


「よろしくお願いしますね。今回は
依頼の打ち合わせと報酬の相談を......」


今回の依頼主は、勤め人の男で


見るからに、唯の一般人だ。


『嗚呼、それで早速だが依頼の内容を聞いても? 』


「ええ勿論ですとも。今回はですね......
あ、その前にひとつ宜しいですか?」


『なんだ?』


私が、そう尋ねると依頼人は


大きなカバンを取り出し中からパテの


ようなものを取り出した。


「指紋採取の練習台になっては頂けませんか?」


『嗚呼? 別に構わないが理由を聞いても?』


「実はですね。今回の依頼で私が
偽装したい奴の指紋を取ろうと思っているの
です。ですので1度練習をしたいと思いまして、
あ、もちろんその分の報酬もきっちりと
払わせていただきます。はい。」


『そうか。』


一見するとただの勤め人だが、そんなに


お金を持っているとは思えないな......


まあ、人は見かけによらないとも云うし


私は、両手を差し出した。


すると、依頼人は手馴れた手つきで


パテのようなもので型を作り


指紋を採取していった。

「はい。これで終わりです。報酬のお金が隣室にありますので、お手数ですが......」


『涼解した。ついでに手をあらって来ても?』


「はい、どうぞ。御手洗は1階の廊下を右に行った
突き当たりです。」


私は部屋を出た

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 織田作之助 , 成り代わり   
作品ジャンル:アニメ
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読書日和(プロフ) - あい様、教えて下さりありがとうございます( > _ < )修正しておきました (2019年3月9日 7時) (レス) id: 074c26cf03 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あの、19話と20話が同じなんですけど。 (2019年3月8日 21時) (レス) id: ba4bf15776 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:読書日和 | 作成日時:2019年2月19日 21時

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