天衣無縫・雪の夜

番外編2 ページ36

ライトが消え、暫くすると



パッとまた舞台が明るくなり



衣装が変わった村人否魔法使い達の



姿が顕になった。



「まあ、すてきですわ!にい...あなたたち!」



妖精は嬉しそうに飛び跳ね



こう云った。



「さあ、じゅもんでまおうをたおすのです」



魔法使い達は、各々のステッキを



手にし、呪文を唱え始める



「こ、このわざをうけてみろ!
えい！」


白と青を基調とした衣装に身を包んだ



少年がステッキで敵を叩く



「ぐ、ぐはっ。やらーれたー」



すると苦しそうに倒れる魔物。



「たたいたらしずかになる?よね」


物騒なことを云いながら紺と黒の少年は



その長いステッキで遠くから


敵を思いっきり叩く


バコッ


「ぐ......おのれ......まほうつかい......め」



涙目になりながらバタッと倒れる。



「まほうのちからみせてあげる」


赤の衣装の少女はステッキから



炎のようなの光をだし



敵をバッサバッサ燃やしていく。



「やっつけけちゃいますよ〜」



大きなハンマーを持った金髪に少年は


その大きさを生かし敵をなぎ倒す。



「よし、ナオ......みんないくよ!」


緑の衣装の少年が呼びかけると



魔法使い達は一致団結し魔王に攻撃を



仕掛ける。



「ｸﾞﾊｯ......よもや人間如きに
この私が......負ける......とは」



総攻撃を受けた魔王は



ついに倒れてしまいました



めでたしめでたし



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「どうだった? 面白いでしょ今日の夢」



自慢げに語る乱歩に呆れつつも



福沢は微笑む。



「......ああ、個性的だな」



「でしょ、福沢さん!」



これはある男の、子育ての物語の



思い出である。

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