【オリジナル】私が恋した相手は＿＿＿でした。

第三十四話。 ページ36

優真side＿＿＿

滝川と別れた後どうしてもAのことが気になった俺は
Aに電話をかけた

『もしもし？』

電話に出たAの声は少しいらいらしているようだった

俺は単純にあいつの声が聞きたかった
しかし
あいつは電話に出るなり滝川の名前をだしてきた

なんで滝川なんだよ俺が…好きなのは＿＿

『優真なんてっ……』


「俺なんて…何？」


『好きだよ…馬鹿……』


「え………？」

状況が飲み込めなかった
Aは秀一が好きなんじゃないのか？

『あーええっとお…ゆう…夕焼けが好き…だなあ！なあんて…』

「ホントは？今なんていった？」

『あ！お母さんだ…！いかなきゃあー』

完全棒よみ嘘なのばればれ

おそらくAは家にいるだろうし
あいつの両親は共働きだからこの時間家にいるはずがない

「っ…」

俺は無意識のうちにAの家に
走ってむかっていた

あいつの声が聞きたい

顔がみたい

話がしたい

笑顔がみたい

いつからだろう、こんな感情をAに
抱いたのは

俺の片思いのコップはもう完全に容量オーバーだ

ーーーーーーー
ついに両思い？発覚か？見たいな感じですねーーー
いい感じだわｗ

そういえば、今日放課後ひよちゃんと遊んだんですが
私が好きな人とメールしてたら
ちらっとみて
地の底から這い上がってくるような舌打ちをされました☆
ひよちゃんごめんねｗｗｗ

片思いのコップだいぶ前から容量オーバーであふれ出てる
いちごばにらでした！！

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