第二十六話。 ページ28
A「私…今まで優真の事なんて何とも思ってなかった。でも…」
私は拳をギュッと握りしめて、息を吸った。
A「好き…だったって。気が付いたの。」
紗那「A…」
A「でも!!…気付いた所で遅いよね。
だって綾乃は優真と……」
これがいわゆる“届かない恋”ってやつかな?
なんて。また涙が出そうになる。
未来「…Aちゃん。わ、私もその気持ち分かるよ?」
紗那「未来とは別件でしょ。これは」
未来「そっか…」
一瞬、未来も誰かに“届かない恋”をしているのかと気になったが、今は聞く気は起きなかった。
紗那「まずは…聞いてみれば?本人に。」
A「…自分で言ってきた。好きだって。
ごめんねって。」
脳裏に浮かぶのは今にも泣き出しそうな綾乃の顔。
『私っ…やっぱり…優真くんの事………好きなんだよ………』
未来「Aちゃん?」
A「っ!?」
未来「だ…大丈夫?」
A「うん。あれ?紗那は?」
未来「今飲み物取って来るってさ」
例えば。
綾乃が優真と付き合っていたならどうだろう。
私は綾乃の事____
未来「Aちゃん。あ…のさ。
最近綾乃ちゃんは優真くんと仲良しそうだったから…その…二人が…」
どうやら未来も言いたい事は私と同じらしかった。
私を傷つけないような言葉を懸命に探している。
本当に優しい子だ。
A「二人が付き合っていても、私は綾乃の事、嫌いにならないよ。でも少し…寂しいかな」
未来「よかった…」
紗那「でも、1回聞くよな?
綾乃に。優真と付き合ってんの?ってさ」
紗那は3人分のマグカップを持ってベッドの上に腰掛けた。
私は温かいお茶が入ったマグカップを受け取って答えた。
A「聞くよ。多分大丈夫。
でも…また何かあったら…よろしくね」
紗那「もちろん」
未来「うんっ」
雨は先程よりも強さを増して、雨粒が窓ガラスを叩いていたが、私の心は先程よりもずっと軽かった。
明日。綾乃に聞くんだ。
妙な緊張感が、私の中にはあった。
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ひよねこです(=・ω・)ノ
クリスマスまであと何日かなー?って感じの日々を過ごしています。
今年はサンタさん来てくれると嬉しいです。
もう今年のクリスマスはサンタさんの事しか考えないようにします。
(あと食べ物の事)
リア充爆発しろとかもう考えないようにします((((
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ひよねこ(プロフ) - いちごばにらさん» んん? (2015年1月11日 10時) (レス) id: 1dbb9c4747 (このIDを非表示/違反報告)
いちごばにら - 羅々さん» ありがとうございます(*^^*) (2014年12月20日 17時) (レス) id: 75f3eef4ed (このIDを非表示/違反報告)
羅々 - 早く続きが読みたいです!!更新楽しみにしてます! (2014年12月18日 22時) (レス) id: a0a298f20c (このIDを非表示/違反報告)
ひよねこ(プロフ) - 穹さん» ありがとうございます!ウジウジして堪らない青春ラブストーリー(?)頑張ります(`・ω・´) (2014年11月14日 21時) (レス) id: 1dbb9c4747 (このIDを非表示/違反報告)
穹 - 青春、最高ーー!!私、もうこのお話にメロメロです!続きに気になります!! (2014年11月14日 20時) (レス) id: d8e4371a5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよねこ&いちごばにら x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2014年9月20日 18時