第61話 ページ17
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「「「「『めんそーれー!!!!』」」」」
というわけで来ました、沖縄!
黒井さんを取り戻して、今はそのまま海に遊びに来ている
ちなみに、黒井さんの奪還は私一人で十分だった
相手は呪術を扱えない一般人だしね
悟と傑の2人にはQを丸投げしちゃった分、ここでちょっと頑張りたかった
早乙女薫のことは気になるけど…ヤガセンも“今はこちらの任務に集中しろ”って言ってくれたし、向こうは向こうの人間に任せるとしよう
「それにしても、沖縄に滞在していても大丈夫なんでしょうか
もし奴らが空港を占拠してしまったら」
「大丈夫ですよ、
『私らの自慢の後輩たちが、頑張ってくれてますから!』
私と傑、黒井さんでそんな話をしている向こうで、悟と理子ちゃんはナマコを見て爆笑している
…こんなのを七海が見たら、黙ってソッコー帰りそうだな
「悟!!時間だよ」
それでもそろそろ帰りの便の時間
傑(ママ)が悟に声をかけると、理子ちゃんがわかりやすくシュンとした
「傑、A、帰るのは明日の朝にしよう」
『え、』
「だが…」
確かにそれでも間に合いはするけど…
「天気も安定してんだろ
それに、東京より沖縄の方が
「『もう少し真面目に話して』」
いい顔で何言ってんだ
『悟、本当に大丈夫?』
「あ?旅行中に天内の賞金期限が切れた方がいいだろ」
『そういうことじゃなくてさ』
“悟が大丈夫か、聞きたいんだよ”
こいつ、昨日から無限張りっぱなしだ
睡眠もとってない、今日も完徹するつもりだろう
絶対、1度高専に戻った方が良いに決まってる
「ハッ、問題ねぇよ、桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ
それに、」
─────オマエらもいる
そう答える悟に、思わずフッと笑みが漏れる
傑も同様らしい
「A、悟のアレ、どう思う」
『気ぃ張りっぱなし、終わった時が心配だね』
理子ちゃんと海遊びに戻った悟を遠目に、傑とそんなやり取りをする
術式を常時発動するなんて、常に全身気張ってるみたいなものだ
しかも寝不足まで上乗せされるときた
『守るよ、絶対に、私らで』
「嗚呼、わかってるよ」
…ねぇ傑、私さ、傑となら何でもできる気がするんだよ
悟とはまた少し違った信頼、信服
なんでだろうね、共通点が多いからかな?
傑といるとなんだかフワフワするんだ
もっと永く傍にいたい、なんて
…なんて我儘な呪いだろうね
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あまね(プロフ) - ああああああ好きだダダ (1月7日 5時) (レス) @page25 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - とっても面白かったです!更新待ってます☺️ (7月6日 14時) (レス) @page24 id: 70f98d03be (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - えッ!?めちゃくちゃいいところで終わってしまっている、、、更新ずっと待つのでよろしければおねがいします。 (5月19日 20時) (レス) @page24 id: a5128c3cae (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - souさん» ヒェッ、、ほんとだ…すぐに直します!教えていただき、ありがとうございます┏○)) (2022年3月2日 22時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいています!57話の初めの方同化が動画になってますよ|ω・`) (2022年3月2日 15時) (レス) @page13 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2022年2月13日 10時