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相葉side




止めどなく伊野尾の目から溢れる涙を見てると胸が苦しくなる


ああ…何やってんだ
俺がずっと変な態度とったせいで、好きな人をこんなに泣かせて…最低だ、





伊「最近全然目合わせてくれないし…っ、今日だって、っ、やっと話せると思って、会えて嬉しかったのに…相葉くんどっかいっちゃったし、っ」


相「そ、れは…ほんとにごめん、っ…
でも、嫌い、とかじゃなくて、っ、その…」






言葉が見つからない

だって、ほんとになんで自分があんなにも伊野尾と話せなくなったのかわからないから

こんな感情、初めてだから…





伊「…相葉くん、…俺、相葉くんの気持ちが知りたいです 。」


相「…俺だって、っ、知りたいんだよ、…自分でも、っ、わかんない…っ、!?」





伊野尾にシャツの胸元をくいっと引っ張られ、お互いの唇が重なるまでは一瞬だった


ちゅ、ちゅぅ、っと小さな水音が夜中の公園に響く


もう何が起きてるのかわからなくて頭がぐちゃぐちゃな俺は、その優しい口づけをただただ受け入れることしかできなくて。




ゆっくりと離れた伊野尾の表情は、俺の知らない、見たことないものだった

艶めく瞳に、吸い込まれてしまいそう






伊「…っ、ぁ、ごめ、なさい…」






"こんなことしちゃうから、相葉くんに嫌われちゃうのかな…?"


手を震わせながらそう弱々しく呟いた伊野尾。




違う、違う、そうじゃないんだよ



むしろ、__






伊「…僕は好きです、相葉くんのこと」


相「…っ、え」




伊野尾が、俺を好き…?


…まさか、" love " じゃなくて、その好きは " like "だろ?


でも、伊野尾の目は真剣そのもので。
いつもテキトーキャラで生きてる彼とは思えないぐらい。






伊「…でもわかってますから。相葉くんは俺なんかじゃなくて、もっといい方が絶対いますから…」




この気持ちだけは伝えたくて、今日お呼び出しさせてもらいました、と無理に作ったような儚い笑顔でそう言った





相「…っあの、伊野尾、…」






1番伝えたい言葉が何故か出てこない。


このままじゃ、ほんとに終わりかもしれないのに




伊「…気にしなくていいですからっ、!
伝えたかっただけですから!」








そう言って俺に背を向けた伊野尾。


その背中は儚くて今にも消えてしまいそうで




何故だろう、気づいたら__



伊「…ぁ、いばっ、くん…?」



その小さな背中を、抱き寄せていたんだ

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くるすけ - 待ってました!これからも更新頑張ってください! (2020年2月29日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - めっちゃ面白かったです!頑張ってくださいね!更新待ってます (2020年2月12日 20時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
亜夜(プロフ) - すごく面白かったです! 続きを楽しみにしてます! 更新頑張ってください! (2020年2月5日 10時) (レス) id: 8f1fe9030c (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
AYANE(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2020年1月29日 15時) (レス) id: e17d9ef78c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひより | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年7月22日 19時

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