山田くんの旦那さんは超イケメンくんでした。2

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相葉side







約束の場所は前伊野尾とご飯に行った時に立ち寄った公園。

酔いを覚ましがてらそこにあるベンチでくだらないことで笑いあったっけ。

そして帰り際…


" 帰りたくない まだ相葉くんと一緒にいたいよ…"


伊野尾の口から弱々しく発せられたその言葉の意味は俺にはわからなくて、何にも言えなかった。



ほんとうに伊野尾は何を考えてるのか
俺は彼の目にどう映っているのか



そんなことをもやもやと考えながら公園に辿り着くと、ベンチに座って俯きながらなにやら考え込んでる様子の伊野尾がいた






相「…伊野尾、ごめん待った…？」


伊「…あ、相葉くん、っ」




ゆっくり近づいて声をかければ、伊野尾はハッとこっちを見て立ち上がった






伊「すみません 、こんな時間に急に呼び出してしまって申し訳ないです…」


相「…っ、いやいや、全然気にしないで！」






そう言って俺が笑顔を見せれば、眉を下げて申し訳なそうにぺこりと軽く頭を下げた





伊「…それで、いきなりなんですけど…相葉くんに確認しておきたいこと、みたいなものがありまして…」


相「…なに…？」





伊野尾から突然に向けられる真剣な目線に、思わず緊張が走る





伊「…相葉くん、最近僕のこと、っ、避けて、ますか…？

…嫌い、ですか、僕のこと、…っ 」






その問いにずきりと心臓が苦しくなり、目を合わせられずに、答えられずに下を向いていると見えた、ポタリと垂れた雫。


まさかと思い伊野尾の顔を見れば、その美しい瞳、頰からは大粒の涙が伝っていた

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