2 ページ6
・
相葉side
今日はあの人との共演、そう考えただけで緊張感が全然違う。
でも、最近俺、伊野尾を見るだけで胸が苦しくて…自分でもよくわからないくらい、日に日に好きが増していて…
だからこそ、今日会えたとして、普通に話せるんだろうか
相「…気分転換に廊下出るか」
『あ、相葉さんどっか行くの?』
相「…あ、うん。飲み物でも買いに行こうかなって」
『ちょうどよかった!俺の分も買ってきて♡』
はいいってらっしゃーいっ、と俺に有無を言わせず無理やり背中を押して楽屋から追い出されるような形になった
…おい神埼、俺は一応お前の先輩だぞ
なんて何百回と言ってきたことか。まあそこがあいつの可愛いとこだし、大好きなんだけど。
はぁ、羨ましい…俺はこんなに恋愛に不器用なのにお前はあの山田涼介を落とした男だぞ、?
どうすれば俺も伊野尾を落とせるんだよ、…
そういえばこの前Aにそう聞いたらさ、謎なこと言っててさぁ、
" 案外もう向こうもあれだったりしてね "って
そのあれが知りたいのにそこは教えてくれず笑顔で返された
伊「…あれ、あいば、くん…?」
相「…っ、」
下向きながら歩いてたら、聞き覚えがありすぎる声がして見ると、俺を恋の病に落とした張本人、伊野尾がいた
向こうも相当驚いているのか、目をまんまるにしてこっちを見ている
ああ、無理だ、また胸が苦しい…
ここでまたご飯にでも誘えればいいのに、大チャンスなのに、…
やっぱり俺は、弱い__
伊「…ぁ、あの、あぃばく、…っ」
相「…ご、ごめん、! あー…えっと、今日頑張ろうな!じゃあまた!」
伊「ちょ、っ、相葉くん?!」
伊野尾の引き止める声ももはや耳には届かずに、気づけばただ全力で走っていた
__いや、逃げていたの間違い、か
伊野尾が、悲しい目で俺の背中を見つめていたなんてこの時の俺は知らずに。
早く思いを伝えなければ、伊野尾のほどの子はすぐにでも他の男にとられてしまう可能性があるのはわかってる、痛いほどそれはわかる。
けど、あと一歩の勇気がどうしても出せない
愛する人への " スキ " の二文字は、どうしてこんなにも伝えるのが難しいのだろうか
926人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くるすけ - 待ってました!これからも更新頑張ってください! (2020年2月29日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - めっちゃ面白かったです!頑張ってくださいね!更新待ってます (2020年2月12日 20時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
亜夜(プロフ) - すごく面白かったです! 続きを楽しみにしてます! 更新頑張ってください! (2020年2月5日 10時) (レス) id: 8f1fe9030c (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月2日 17時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)
AYANE(プロフ) - 続き楽しみにしてます。頑張って下さい。 (2020年1月29日 15時) (レス) id: e17d9ef78c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ