山田くんの旦那さんは超イケメンくんでした。2

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山田side









嵐さんの素敵なサプライズライブが終わって、今度こそ後半戦スタート。



ペンライトの光で真っ赤に染まった会場 …

俺のソロ曲、「Oh! my darling」のイントロがかかると同時に俺は再び切り替えてアイドルスイッチを入れた。








山「Wai-Wai tonigh〜」









あんまりセットリストに自分のソロ曲を入れることはしたくなかったけど、" みんなが出てくれるなら"って条件があった上でやることになった曲。




今回もいつも通り知念が最後の最後で出てきて俺の要望通り最大限に俺の邪魔をしてくれるんだろうなって思ってた。

…のだが、、。




このときの俺は完全に油断していたんだ。









いつも通り最後のサビの前のタイミングで俺の背後の扉が開いて、ぞろぞろとメンバーが出てきた。



…あれ、今の時点で既に知念も含めてほんとにメンバー全員出てきちゃってるけど、今日はあの1人だけ最後にご本人登場みたいな茶番やらないの？どーいうこと？笑




そんな疑問を抱きながら踊っていた…




そのときだった。

間奏のダンスを終え歌い出そうと口を開いた途端に聞き覚えのありすぎる歌声が聞こえてきて後ろを振り返ると…









『本当の愛を知りたくて 人は明日へ向かうよ
そんな日々が繋がって 描いて行こうか Universe〜』



山「え、…、っ、は……？！」








そこにはなんともう出番を終えて捌けたはずのAがいて。




俺以外のJUMPのメンバーはおそらくこのことを知っていたのか、" ほ、本物！？" "握手してください！"…なんて言っていつも知念にやっているようにステージを盛り上げている。






俺はほんとに何にも聞かされてなかったから驚きすぎて体が固まって、ぽかーんとAを見ることしかできなくて。


開いた口が塞がらないとはこのことかって、ね…笑








『涼介っ、ほら、一緒に歌お！』


山「えっ、あ…」







固まっている俺を見てAはクスりと笑ってとんとんと優しく俺の背中を叩いてようやく我に帰って懸命に体を動かして、思いきり歌う









「「Wai-Wai tonight 降りそうな星が
さあ行こうよ 最高の 夜空を飾る For you」」








2人で最後まで歌いきると、ふわりと抱きついてきたAが、“ありがとう"って優しく俺に囁いた。







『今度こそ捌けます！笑 みなさんありがとう〜！』






すごい驚いちゃったけど…嬉しいサプライズだったなぁ、なんて。

…よし、後半頑張ろう

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