山田くんの旦那さんは超イケメンくんでした。2

2 ページ3

・


今日は涼介と山下くんがご飯に行ってる日




俺は家で1人でそわそわしてしまって、台本読んでも何も頭に入ってこない


昼間っからこんな調子だから、楽屋でニノに心配されちゃったわ 笑





ふと時計を見るともう日付が変わった頃だった


もう寝てしまおうか、なんて考えていたら通知音を鳴らした携帯




" 涼介のこと今家まで送ってる。 もう少しで着くから "




と山下くんから連絡が入っていた









そしてその数分後に玄関から鍵が開く音が聞こえた

どうせ酔ってるし、無理に歩いてぶっ倒れられても困ると思い玄関まで迎えに行くと、ぺたんと女の子座りをしている涼介の姿があった




山「A、あるけなぃ、抱っこぉ、…」



『…ふふ、はいはい笑』





すっかり力が抜けきっている涼介を抱き上げてリビングまで運ぶ


山下くんにお礼の連絡を入れるために携帯を見ると、" 姫はしっかりそちらまでお届けしました 。" と連絡が入っていた



姫って、…涼介は俺の姫なんですけど。

なんてもやもやしながら、ありがとうございましたと返事を返す





すると涼介がとつぜ俺のほっぺをぐにっと引っ張った






山「どしてそんなに怖い顔してるの、…？」





涙目で不安そうにこっちを見るから、大丈夫だよって思いを込めて口付けをすると、涼介は嬉しそうに笑って俺に抱きついた


いつも通り首元ががばりと開いた服を着ていて、おまけに酔ってるからもう色気がすごくて…



こんな姿山下くんに見せたの？






『…ねえ、いっつもそんな服着てさぁ、誘ってんの？』


山「…そうだとしたら、？」






妖 艶に微笑んで俺の首に手を回したキミ



あーあ、これはもう_____






『…お仕置きしなきゃ、ね？』

3→←天敵山下くん。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す