山田くんの旦那さんは超イケメンくんでした。2

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貴方side









ある日、それは突然に起こってしまった





ごく普通の日常
いつも通り、仕事に向かう途中





信号待ち
俺の横には小学生くらいの小さな男の子



青になった瞬間に走り出す少年






…その時だった







自動車が青信号にもかかわらず、明らかなスピード違反のものすごい速度で迫ってきていた






何でかわからないけれど
咄嗟の俺の判断だった







『…あぶない、…っ、！！』


「…？」









その瞬間静かな街にドン っと大きな音が響き渡る








気づけば俺は、守るために少年を前に押して








俺の体は少年の身代わりに車から思いっきり突き飛ばされた









『…っ、ぅあ、やべぇ、…意識飛ぶ、、…わ、』








最後の力を振り絞って、呆然と立ち尽くす少年に 無事でよかった、と笑いかけて








『…ごめん…りょうすけ、』







また泣かせちゃうね







そんなことを思ったのを最後に、俺は意識を飛ばした

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