大王様のお気に入り6th【青葉城西】

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岩泉side




審査員は俺、澤村、瀬見、夜久、青根、菅原らしい




『では、選手の登場でーす。どうぞー。』




「ちょっと！選手の扱い雑過ぎない!?」




ステージ脇から何やら叫びながら及川の登場




開場中に黄色い声援が飛ぶ




『はい。皆さんご存知、エントリーNo.1及川徹。』




『続いてーエントリーNo.2いけすかない黒猫、黒尾鉄朗。』




『エントリーNo.3ハイテンションミミズクー木兎光太郎。』




『エントリーNo.4にろ。』




「雑過ぎる‼もっと丁寧に紹介して下さいよ‼」




ステージ初っぱなからとばし過ぎたのか、二人とも既に目に生気が感じられない




『そしてーエントリーNo.5絶対王者、牛島若利。』




「ふん！それは喧嘩の話でしょ？ここでの絶対王者は及川さんなんだからな！」




紹介をしただけなのに既にバチバチ火花を散らし出す及川




それをスルーできる牛島も牛島だが




「ちょっと出来すぎじゃないのー。各校のリーダーが集まるなんてー。」




それもそうだ




あの牛島が参加するなんて珍し過ぎる




明日槍でも降るんじゃないかと思えるくらいに




「だって賞品が賞品だからな！」




「？俺はお前らが参加するから参加しただけだが。」




牛島のことだから喧嘩するとでも思っていたのだろうか




あいつの頭ん中には賞品なんて考えはひと欠片もないのだろう




『はーい、静粛に。今回は飛び入り参加可能でーす。我こそは及川の三年連続優勝を阻止できるというイケメンは居ませんかー。』




そう。

及川はこの大会に優勝すれば青城初の殿堂入りを果たしてしまうのである




さすがにあの及川に勝てるというイケメンはいないだろうとその時誰もが思った




「はい。参加します。」




開場に凛々しい声が響く









『下剋上ですよ、会長。』






＊＊＊

こんにちは、作者ぱくです。

今回、ちょっとしたミスをしてしまって…

審査員に赤葦さんを入れるのを忘れていたのです…

話に支障はないのですが、もし入れて欲しいとの声があれば編集しようと思います。

どうぞご遠慮なくコメント欄まで。

＊＊＊

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