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「熱っ」
「ふーふーしたる。はい」
「赤ちゃんみたいな扱いですね」
「そう怒るな。甘やかしたいだけや。俺らは」
グルッペンとトントンに餌付けされ、少し恥ずかしそうなA。全て食べ終わり、羞恥に悶えるAの口元にグルッペンが指を持っていく。
「ソース、舐めとってや」
「っへ？ティッシュありますよね？」
「舐めろ」
「ん、ぁ」
グルッペンは彼女の口の中に指を突っ込み、舐めさせる。仕方なくペロッと舐めると、グルッペンは機嫌を良くしてAの口から指を引き抜いて自身の口に入れた。
「美味い」
その様子がどこか妖艶で、Aは顔を赤くしながら文句を言う。
「もう、グルッペンさん！揶揄ってます？」
「すまない、Aが可愛くてな。…風呂、入るか？」
「入りたいです！」
「トン氏」
「できてるで。行こか、A」
「ありがとうございます」
「あと、グルさん。ちょっかいかけるのも、程々にせぇよ」
「随分気に入ってるようやな、トン氏」
「そうか？」
無自覚かよ、と鼻で笑ったグルッペンはAを撫でたあと再び書類仕事に戻った。ズンズンと歩いて行くトントンの後ろを小走りでついて行くA。
「トントンさん、怒って、ます？」
「なんで？」
「さっきは歩幅合わせてくださっていたのに、急に進んで行ってしまわれたので」
「……A。頼むから危機感持って。そんなホイホイと男に触られたらアカンで。もし、この世界で純潔を守って生きたいんやったら」
「はい。勿論です」
「俺以外の男は信用したらアカンで」
「でも、ゾムさんは信用できますよ？」
「っ！アイツの名前出すなや。……あークソ、ごめん。俺おかしいみたいやわ。これ、俺の部下が買ってきたパジャマと下着。頭冷やして来るから、ゆっくり風呂入ってて」
Aの部屋に案内したトントンは鍵が2つ閉まる音を聞いて安心したあと、夜風に当たるために中庭へ向かった。
「日本と変わらないや」
豪華な風呂を期待していたが、贅沢は言ってられない。服を脱いで浴槽に浸かる。
「気持ちいい〜」
目を瞑って浴槽の壁に寄りかかる。気を抜いたら眠ってしまいそうだ。しばらくその状態で居ると、ぺちぺちと頬が優しく叩かれた。
「風呂で寝たら死ぬで、A」
「ひっ！こ、こっ、こね、しっ」
「動揺しすぎやろ。つか胸大きいんやな。タイプやわ。もう邪魔者は居らへんし、俺と楽しもうや。野良以外ともやりたかってん」
「なんで脱いでるんですか！」
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かす(プロフ) - かこつです。楽しませていただきました。ありがとうございます (7月17日 19時) (
レス) @page48 id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
らあゆ(プロフ) - ありがとう……ありがとう……ほんまにありがとう…一気読み最高でした( ；∀；)夢主可愛すぎるだろ…ありがとう(*´；ェ；｀*) (2023年3月21日 8時) (レス) @page47 id: 61afbf51de (このIDを非表示/違反報告)
♪si?do☆(プロフ) - とっても面白かったです！また面白い作品書いてください！ (2023年1月6日 16時) (レス) id: 89c26ef77d (このIDを非表示/違反報告)
ヒル(プロフ) - 新しい番外編...？好き。夢主の平和ボケっぽいのがずっと抜けない感じ好き。もう、語彙力喪失。ありがとうございますほんとに番外編感謝します...！ (2022年12月21日 23時) (レス) @page43 id: e3196d1b3b (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 完結おめでとうございます！番外編が好きすぎる…。いつも更新されるたびにわくわくして読ませていただいておりました。本当に素敵な作品をありがとうございました！ (2022年12月16日 0時) (レス) @page41 id: 472937dc0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年11月23日 16時
