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やはり、難しい。今まで理性を働かせて本能を抑えることなんかしてこなかったから。でも彼女を傷付けない為。他の男に触れさせないため、今は堪えるしか無かった。
「これは持って帰りましょう。今は朝ご飯食べたばかりでお腹いっぱいなので。あとは、今後の為に食材と暇潰しの本、服……」
「ん、全部付き合ったるから。焦らんでええよ」
ショッピとチーノはAの希望を全て叶えた。財布との相談は無しだ。幹部だから金に余裕はある。いつもならもったいぶって出さない金も、Aの為ならふんだんに使ってやれる。
日も暮れてきた頃、基地に戻る為に皆で山を目指して歩いていた。
「チーノさん達も、私を襲わないんですね」
「襲って欲しいんなら言えばええやんけ」
ニヤッと笑うショッピにAは違いますよ！と顔を赤くして怒る。
「正直、ホッとしました。ゾムさんやトントンさんやグルッペンさんだけじゃ、頼りない、というのは違いますけど不安というか、だから嬉しかったです」
ニコニコと笑うAは相変わらず無防備だ。男の恐ろしさを知らない無垢な笑み。山道に入り、辺りにはA達しかいなくなった。頃合を見計らって、ショッピはAの肩を掴んで近くの大木にドン、と押し付けた。
「痛ッ……ショッピさん？どうしたんです？」
「勘違いしとるようやけど、A。俺らは一言もお前の事襲わへんなんて言うてへん。さっきは街中やったから、お前が女ってバレて、町中の男に群がられんようにしただけや」
「前も言うたけど、俺ら野良とかあんま好きちゃうねん。お前みたいな綺麗な体の、純粋な女を食いたい。野良と同じになったお前に価値は無いんやから」
チーノまで加わってきた。2人とも真剣な目で彼女を見下ろす。戸惑いを見せるAは態度の急変に追いついていない。
「……え？守ってくれてたんじゃないんですか？」
「俺らは捕食者側やで。なんなら、今ここで犯 したろか」
ショッピがAの両手を掴み、チーノが彼女のパーカーの中に手を忍ばせる。ヒンヤリとした手に体を震わせて唇を噛む。
「噛むな。血ぃ出てまう」
ショッピが彼女に口付けし、噛むのを止めさせる。そのまま舌を割入れて、ギュッと目を瞑って鼻から抜ける声をあげる彼女を楽しむ。
「ふぁ、あ、ショッピ、さん、やめて……チーノさんも。離してください。信じてたのに……」
「勝手に信じたお前が悪い。この世界で男を信じたらアカンで。トントンさんも、ゾムさんも」
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かす(プロフ) - かこつです。楽しませていただきました。ありがとうございます (7月17日 19時) (
レス) @page48 id: b1482de086 (このIDを非表示/違反報告)
らあゆ(プロフ) - ありがとう……ありがとう……ほんまにありがとう…一気読み最高でした( ；∀；)夢主可愛すぎるだろ…ありがとう(*´；ェ；｀*) (2023年3月21日 8時) (レス) @page47 id: 61afbf51de (このIDを非表示/違反報告)
♪si?do☆(プロフ) - とっても面白かったです！また面白い作品書いてください！ (2023年1月6日 16時) (レス) id: 89c26ef77d (このIDを非表示/違反報告)
ヒル(プロフ) - 新しい番外編...？好き。夢主の平和ボケっぽいのがずっと抜けない感じ好き。もう、語彙力喪失。ありがとうございますほんとに番外編感謝します...！ (2022年12月21日 23時) (レス) @page43 id: e3196d1b3b (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - 完結おめでとうございます！番外編が好きすぎる…。いつも更新されるたびにわくわくして読ませていただいておりました。本当に素敵な作品をありがとうございました！ (2022年12月16日 0時) (レス) @page41 id: 472937dc0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年11月23日 16時
