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「Aちゃん。俺と結婚してや」
「っふふ、愛のない生活でもいいのなら」
「ホンマに綺麗やね」
「それを武器に生きているのよ」
鬱先生は彼女の為にベッドを整えながら、空調を調節する。ペロッと舌なめずりした鬱先生は整えたばかりのベッドに彼女を押し倒す。両手を上で纏められ、足の上に乗られては抵抗できない。だって、彼女は女で彼は男だから。
「っ、離して。薄汚い男は大嫌い」
「ああ、その焦った顔。ヤバいなぁ、ホンマに襲ってまう」
シュルっとネクタイを緩めた鬱先生を見て焦ったAだが、すぐに動揺を鎮めて誘惑するように口を薄く開ける。
「キスして、」
「急に積極的やね」
鬱先生が唇を合わせた瞬間、Aはコネシマにしたように力を抜かせる。驚いたように目を開いた鬱先生はそのまま上下逆転され、Aに馬乗りにされる。
「甘いわ」
「上手やね。でも、Aちゃん処女やろ」
「っ!!なぜ？」
「ただの勘やで。俺、女の子大好きやから分かるねん」
「っは、尚更気持ち悪いわ」
その時、部屋にノック音が響いた。鬱先生が入室を促すと、同じく幹部のショッピが出てくる。
「ショッピ君！」
「大先生！？何して、まさかお前、殺そうと」
「違うわ。襲われたから。正当防衛よ」
「Aちゃん、おやすみ」
何かを察した鬱先生は颯爽と自室に帰って行った。医務室に残された2人は、腹の中を探り合うようにか顔を見合わせる。ショッピは唾を嚥下して息荒く彼女を見ていた。本当に、美しい。美しいという言葉に収めきれない美しさ。気づかず彼女に詰め寄られていた。
「っ!!!」
慌てて距離を取って、笑みを作る。
「なんすか？」
「私に何か用かしら？」
「いや、仲良うしたいな、って。……何か飲みます？」
「じゃあ、紅茶かコーヒーをいただけるかしら」
ショッピは鬱先生のコーヒーメーカーで適当にコーヒーを作り、そこに持ってきた毒を全て入れて彼女に出す。
「ありがとう。お砂糖も頂戴。混ぜるスプーンも」
優しく微笑む彼女は殺すのには勿体ないと思ってしまった。心臓が持っていかれそうだ。早く殺さないと、本当に彼女に隷属してしまうかもしれない。砂糖を入れて、マドラー代わりに銀のスプーンを使った彼女はショッピを冷ややかに見る。
「ショッピ。私に特別なスパイスは要らないわ」
「……何の話っすか」
ショッピは汗をかく。毒を入れたのは見られてないはずだ。
「莫迦なオトコ」
気づけば目前に彼女の顔があった。
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名無していう名前の名無し - しゅ、しゅきれぇしゅ‥‥‥。翻訳 やっばばばばば、ワイのドンピシャｷﾁｬｰーーーーー神すぎる‼︎‼︎好きです‼︎‼︎。 (8月11日 15時) (
レス) @page50 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
けんまおし1016(プロフ) - スッゴい面白かったし最高でしたぁぁぁ!!!まじで神ですね!!!! (2022年12月10日 13時) (レス) @page48 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川.(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！かわいい愛のお話だったなあとしみじみ感じております。ありがとうございます。ひよこの子様の作品の主人公ちゃんってみなさんお可愛いですし生き方に尊敬してます。ありがとうございます。体調にもお気をつけください。好きです。 (2022年9月25日 10時) (レス) id: 0350dafbfb (このIDを非表示/違反報告)
みずき - ん“ん”ん“！！！ック…！どう”どい“！！完結おべでどうございまず！！(泣) (2022年9月25日 2時) (レス) @page45 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - むむさん» 教えてくれてありがとうございます、これから気おつけますm(*_ _)m (2022年9月25日 0時) (レス) id: 07b6abd3f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年9月14日 17時
