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ゾム君と付き合ってから1ヶ月が経った。その間に数回はあっているけど、どれも私には刺激が強すぎた。
愛されている感じがして嬉しかったのと同時に、慣れていて、他の人にもこうしてきたのかなぁ、って少し嫉妬してしまう。
今は、買い物のために外を出ているが、傘を持ってくればよかったと、スーパーの前に来て今更後悔している。空を見上げれば、曇天が広がっており、向こうの方から雨雲が流れてきているのが見える。
なんだかなぁ。天気が悪いと気持ちも晴れない。スッキリとしない気分のまま、私はスーパーの中に入った。
あ、これゾム君好きそう。ゾム君ならこれ美味しいって言ってくれるかな。これは食べなさそうだな。
気付けばゾム君のことばかり。それほどまでに好きなんだと認識させられるが、悪い気はしない。鏡に映った私の首には、ゾム君の手作りネックレス。
器用なんだな。でも、手は傷だらけで、少し申し訳ない気分にもなった。
買い物を終えて歩いていると、川で鳥が魚を食べていた。前のゾム君と鳥の話をしたことを思い出して、つい思い出し笑いをしてしまった。
「あれ!?Aさん!?」
聞き覚えのあるハッキリとした声に振り返ると、コネシマさんにロボロさん、それとご友人と思われる人達が居た。
「お久しぶりです。お元気そうでなによりです」
「Aさん、聞いたで。ゾムと付き合っとるらしいやないですか！そのネックレスももしかして」
「ええ、プレゼントです」
すると、眼鏡の男性が、スっと私の腰に手を回してきた。なんだろう。
「Aさん。僕とLINE交換しませんか。恋愛相談ならいつでも乗れますよ。なんなら僕にしておきません？」
「大先生、ゾムの女ナンパすんなって！でも、ホンマに可愛ええ人やなー、この人がホンマにゾムと同じくらい食う人なん？」
「シャオちゃん痛い」
シャオちゃん、と呼ばれた男の人の視線が突き刺さる。
「Aさん、LINE交換しましょうよ。友達として仲良うなりたいですし！」
コネシマさんが言う。交換して悪いこともないので交換すると、俺も俺も、といつの間にか皆さんの分が全員追加されていた。名前も知らないような人達のも入っている。
「じゃあ、また」
「はい、さようなら」
嵐のような人達だ。また1人に戻って、細い道を歩いた。ボーッとゾム君のことを考えていると、人とぶつかってしまった。
「ごめんなさい、怪我とかないですか!?」
吹き飛ばされたのは私だが、ぶつかった私が100%悪い。
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ゆ - お話が神すぎて号泣しちゃいました！応援してます！ (10時間前) (
レス) @page50 id: 87c92c6a0b (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人。 - 今までにない展開がたくさんあって、とても面白かったです！！好きすぎて、何回も読み返しては感動。を繰り返しています。完結が惜しいですが、幸せになってくれたのでOKです！ (11月25日 22時) (レス) @page49 id: adc31b39f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ泣いたンゴ…！！天才ですね！ (7月25日 15時) (レス) @page31 id: 2a8bacdc50 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - とてつもなくしゅき…尊すぎて言葉が出ないﾝｺﾞｫｫｫ！ところでご報告なのですが、テラーでこの尊い尊い作品に似たものがございまして…。もしかしたらひよこの子様のパクリなのでは？と思いコメントさせて頂きました。ご確認の程よろしくお願いいたします (7月21日 17時) (レス) id: c2f9d03b74 (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - めっちゃ好きです…！夢主ちゃんと、zmさんの愛らしい恋物語が描かれていて、なんだかほっこりしました、笑。これからも頑張ってください！ (2023年4月16日 22時) (レス) @page50 id: d72a0ee724 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年9月2日 18時
