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コネシマさんは朗らかに笑うと、私の分のトレーを持って席を立つ。お風呂入らなきゃ、と呟くと、ゾムさんが私の方を向く。あれ、嫌な予感がするぞ。
「俺と入ろう」
「何言ってるんですか」
「……嫌？ショッピとは入ったのに？」
「嫌って言うか」
「嫌ややないんやな？」
ぱぁぁ、と花が舞うような笑みを見せたゾムさんは、私を抱っこすると、爆速で食堂を出て行った。私の部屋まで走ると、急いでお風呂の準備をする。私のパジャマはもう用意されていた。トントンさんかな。流石だ。
「脱がせて、ええ？」
コクっと頷くと、ゾムさんは紐を解いて私の服を脱がせる。その後自分も脱いで、抱き締められながら浴槽に浸かった。ゾムさんの筋肉質で大きな体に背後から抱き締められ、お腹を撫でられる。見えないけど、悪い顔してんだろうな。ゾムさんの肩幅は大きく、私の肩幅の2倍と言っても過言じゃない。
「あんまお腹触らないでください」
「柔らかくて気持ちええのに」
「っ〜〜〜！！！！」
「怒ってんの〜？なんか、ごめんな」
私の肩に頭を乗せてぐりぐりと甘えてくるゾムさん。
「はぁ〜、ホンマに小さいな」
「喧嘩なら買いますよ」
「いや、可愛くて好きやで、このサイズ感。Aを見る度に心臓ギューってなんねん」
「ぇ」
「好きやで、A」
温かいお湯の中で放たれた言葉に、心も温かくなる。でも決してお湯のせいじゃなく、この人の本心から放たれた優しい言葉のおかげだろう。
頭と体を洗ってもらうと、ゾムさんは私にパジャマを着せて、あぐらの上に私を座らせる。どこからかドライヤーを持ってくると、乾かしたる。と電源を入れた。
「んふふ、ゾムさんって見た目怖いですけど、実は優しいですよね」
「何や、告白か？」
「違いますけど。大きな手ですね。ゾムさんに頭掴まれたら片手で頭蓋骨割られそう」
「頭もちっちゃいもんなぁ。でも、そんなんせぇへんよ」
優しい手つき乾かしてくれるゾムさん。乾かし終えると、私の髪を1束掴んできキスをした。
「寝よか」
「はい！え、ゾムさんもですか？」
「話し合ったんやけど、寝てる間に何かあったら怖いからこれから寝る時は俺らが一緒やで」
初めて聞いた。なんで当事者に知らせてくれないんだろう。まぁ、彼らだからか。それだけで納得できてしまうのはいかがなものか。
ゾムさんは私を包み込むように抱き締めると、いっぱいキスを降らせてくれた。優しさに触れたからか、気づいたら私は泣いていた。
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つみき - 面白くって一気に読みました！！ 24話もしかしてあの方なのでは？と想像するのですが…続き楽しみにしてます‼️ 無理せずに頑張ってください。 (4月16日 20時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - これからも無理しない程度に頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！(すいません。前の文章長くしすぎました😭) (4月14日 0時) (レス) @page24 id: 95a74c9b55 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - 深夜にコメ失礼します！！お話めちゃめちゃ面白いです！！ひよこの子さんの作品はこれで初めて知ったんですが読んでてとても続きが気になるし、愛され具合がちょうど良いです。これをきっかけに他の作品の方も読ませていただいたのですが、他の作品も面白かったです (4月14日 0時) (レス) @page24 id: 95a74c9b55 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ありったけの尊〜かき集め〜♪ってコト…！？ (4月9日 17時) (レス) @page19 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - はぁっ…！(死んだ音)私の求めてたものがここにあります…(；；)ありがとう… (4月9日 8時) (レス) @page19 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2024年4月1日 22時
