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「っへ、あ、ありがとうございます」
褒められるのにはどうもやっぱり慣れなくて、そんな返事しか出来なかった。
「ところで、どうしてここに？」
「ちゃんと謝りたかったのと、顔見たくなってもうて」
「謝らなくていいのに」
「……俺の気が済まん」
「じゃあ、寝れるまでお話しててくれますか？中々寝付けなくて」
「まぁ、そうやろな。明日の話でもするか？」
「明日？」
「そう。明日は7時に幹部の誰かが起こしに来る。そんで着替えて、食堂で一緒に朝飯食って、その後は大先生のところで怪我診てもらう。んで、俺らの姿見てもらう為に訓練場行って、昼飯食って、基地の外行って買い物して、晩飯食う」
「素敵ですね」
「せやろ？」
薄れゆく意識の中で、私はゾムさんの穏やかな笑みを見た。彼は私が眠気に襲われているのを見ると、一緒にベッドに入って優しく背中を撫でてくれていた。彼の高い体温にトドメを刺され、私はそのまま眠ってしまった。
「おはよ」
「ん……あれ、ゾムさんは？」
朝起きてまず目に入ったのは、シャオロンさんの姿。
「俺がぶっ飛ばした」
「え！？」
慌てて体を起こすと、口から泡を吹いて気絶しているゾムさんが。
「起こしに来たら、コイツがAと同じベッド使っとって、ついイライラして。変なことされへん？ゾムに限って約束破るなんてことないと思うけど」
「はい、大丈夫です。むしろ優しかったですよ」
「ふーん、そ。なんか気に入らんけど、まぁええわ。おいで、A」
シャオロンさんはひょいっと私を抱き上げると、そのままウォークインクローゼットに向かう。扉を開けると、シャオロンさんは私を見つめて言う。
「好きな服選んで。それ着せたるから」
「え、いや、着替えられますよ」
「足折れてるのに？それに、あの高さにある服をAが取れんの？」
「……無理です」
「ほら〜！大人しく世話されてろって」
シャオロンさんはそう言うと、私のパジャマを脱がせて、私が指さした服を着させてくれる。私が選んだのは、薄ピンクのワンピ一ス。全ての服にフリフリとした飾りやリボンがついているから、一番マシなものを選んだ。
「うん、似合っとる。可愛ええ〜」
シャオロンさんが褒めてくれるので、少し自信が持てた。次は食堂だ。幹部棟を出て、シャオロンさんに運ばれていると、突然シャオロンさんの所に兵士さんが寄ってきた。
「隊長！すぐに来て貰えませんか？3番隊寮で火事が！」
「……分かった」
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つみき - 面白くって一気に読みました！！ 24話もしかしてあの方なのでは？と想像するのですが…続き楽しみにしてます‼️ 無理せずに頑張ってください。 (4月16日 20時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - これからも無理しない程度に頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！(すいません。前の文章長くしすぎました😭) (4月14日 0時) (レス) @page24 id: 95a74c9b55 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - 深夜にコメ失礼します！！お話めちゃめちゃ面白いです！！ひよこの子さんの作品はこれで初めて知ったんですが読んでてとても続きが気になるし、愛され具合がちょうど良いです。これをきっかけに他の作品の方も読ませていただいたのですが、他の作品も面白かったです (4月14日 0時) (レス) @page24 id: 95a74c9b55 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ありったけの尊〜かき集め〜♪ってコト…！？ (4月9日 17時) (レス) @page19 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - はぁっ…！(死んだ音)私の求めてたものがここにあります…(；；)ありがとう… (4月9日 8時) (レス) @page19 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2024年4月1日 22時
