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私の体は宙を舞い、天井近くまで上がったあと、床に叩きつけられた。肺が圧迫され、息ができなくなる。
「A！！！！！！ごめぇぇぇぇぇん！！！！！！」
スライディング土下座で全力謝罪をするのはゾムさん。そしてバツの悪そうな顔をするシャオロンさん。
「先に食器戻した方が、ジュース奢られるっていう競走しててんけど」
「子供か」
グルッペンさんが呆れながら突っ込む。
「Aが歩いてるの見えんくて、ほんまごめん」
大丈夫ですよ、と言ってあげたいけれど、激痛すぎて喋れない。涙が出てくると、ゾムさんは私の手を握って彼も泣き出す。
「ごめん！責任取るから！A。俺と結婚しよ！」
「っ、く、」
「俺が始めたことやから。結婚するって言うなら俺とや」
シャオロンさんが私を膝枕してくれる。高くて1ミリも快適じゃない。首の角度直角になるわ。そんなことをしていると、野次馬達を押しのけて、大先生がやって来た。
「退いて！！」
サッと膝をつくと、色々私の体を触診する。ここ痛い？ここは？という問診に答えながら、彼の結論を待つ。
「骨折やね」
「A〜〜！！！ごめぇぇん！！！！」
「ごめんねぇ」
「入籍せな」
「いや俺が」
「黙ってろボケカス共」
グルッペンさんは、心配そうな顔で大先生を見つめる。
「だ、大丈夫……なのか？異世界人は俺らの数倍脆いんやろ？弱いんやろ？死なへんよな」
「大丈夫。とりあえず医務室連れてくで。動かすよ、Aちゃん」
痛む足を刺激しないように抱っこした大先生は、そのまま食堂を出て行く。廊下を歩きながら、大先生は口を開いた。
「アイツらも、悪気は無いんやで」
「もちろん、分かってますよ」
「喋れるようになったんや。良かったぁ」
「仕方ないですよ」
「優しいんやね、Aちゃん」
「へへへっ」
「え、天使？？？？」
医務室に着くや否や、大先生は手際よく処置を施してくれて、あっという間に手当が終わった。数分後、チーノさんが医務室にやって来た。一際大きな彼もまた、私にとっては苦手な人。
「ちぃの、さん」
「あ、あわ、わ、ご、ごめん。怯えさせる気はなくて、部屋まで送るよっていうその、」
怯えられていることにショックを受けているのか、チーノさんはたどたどしく話す。
「あ、すみません！」
抱っこしやすいように手を伸ばすと、チーノさんは唇を噛んで地面に突っ伏した。
「可愛い……！！！！生きてて良かった！尊い！」
「放置したんなや」
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つみき - 面白くって一気に読みました！！ 24話もしかしてあの方なのでは？と想像するのですが…続き楽しみにしてます‼️ 無理せずに頑張ってください。 (4月16日 20時) (
レス) id: cc34758b39 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - これからも無理しない程度に頑張ってください！！続き楽しみにしてます！！(すいません。前の文章長くしすぎました😭) (4月14日 0時) (レス) @page24 id: 95a74c9b55 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - 深夜にコメ失礼します！！お話めちゃめちゃ面白いです！！ひよこの子さんの作品はこれで初めて知ったんですが読んでてとても続きが気になるし、愛され具合がちょうど良いです。これをきっかけに他の作品の方も読ませていただいたのですが、他の作品も面白かったです (4月14日 0時) (レス) @page24 id: 95a74c9b55 (このIDを非表示/違反報告)
人外人間白乃雫(プロフ) - ありったけの尊〜かき集め〜♪ってコト…！？ (4月9日 17時) (レス) @page19 id: 4a8cb482e0 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - はぁっ…！(死んだ音)私の求めてたものがここにあります…(；；)ありがとう… (4月9日 8時) (レス) @page19 id: 9e64766d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2024年4月1日 22時
