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ロボロさんの言葉に背中を押されて、足が1歩前に出る。更に、ゾムさんが私の背中を力強く押し出してくれた。
「行って来い！A！」
元気づけるためにきっと、わざと呼び捨てにしたんだ。彼らの応援を受けて、私も片手を上げて彼らに返す。女優さん達と話しながら歩くコネシマさんの背後に立った私は、咳払いをする。
「コネシマさん」
「あ？」
クルッと振り向いたのはコネシマさんだけでなく、女優さん達も。彼女達は私を見ると、眉根を寄せる。
「だぁれ？この子。コネシマ君の追っかけかしら」
「局まで来るとか、ストーカーじゃない？警察を呼んだ方が」
「コネシマさん、無視していきましょ……コネシマさん！？」
「A！！！どうしたん？何でここに居るん？」
「ゾムさん達とご飯食べてて、ついでに連れて来てくれたんです。コネシマさんに会えるかなーって思って……えっと、お時間あったら、一緒に帰りませんか？」
「当たり前やん！そうか〜俺のためにここまで来てくれたんか！ありがとう、可愛ええな」
「ちょ、ちょっとコネシマ君！この子誰？彼女？」
「今はちゃう。じゃ、俺コイツと帰るから。また明日。おつかれさん」
コネシマさんはそう言うと、私の腰を抱いて大通りの方に歩き出す。視線が痛いよ。凄く睨まれてる気がする。
「コネシマさん、あの人達と一緒じゃなくていいんですか」
「あんなやかましい雌豚共と一緒とか死んでも嫌やわ。Aが来てくれて良かった。折角やし、飯屋寄ってくか。俺の奢りや」
「いいんですか！？」
「おう！焼肉にするか」
「焼肉……!!」
「好きなだけ食えよ？遠慮したら殺す！さぁ、行くぞ！」
「お肉ー！」
この時の私達は、テンションが高すぎて気付いて居なかった。コネシマさんが俳優であり、いつどこにでもスキャンダルを撮られる可能性があると言うことを。
翌朝起きて、コネシマさんの為の朝食を準備していた時、家の電話が鳴った。
『はい、もしもし』
『あ！Aさん！？大変や！シッマとAさんの写真が撮られてもうた。ネットで拡散されて、話題になっとる！』
電話をくれたのはトントンさん。その後トントンさんが何を言っていたのかは、あまり聞こえなかった。何で、どうして。どうすれば。これでコネシマさんの出演が無くなったら。
そう考えるだけで、心臓が止まりそうになってきた。電話を持ったまま震えていると、何も知らないコネシマさんが起きてリビングにやって来た。
「A」
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
