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ゾムさん達との食事を終え、帰ろうと思っていたところ、ロボロさんが私の手を掴んだ。ゾムさんはギョッとした顔でロボロさんを見下ろす。
「ロボロ、お前……」
「Aさん。時間あるんやったら、奴のところ行きません？多分今、局に居ると思うんで」
「えー、でも迷惑かかっちゃうと思うので、大丈夫です」
「喜ぶと思いますよ」
「……部外者ですし」
「俺らが一緒に居るから大丈夫ですよ」
ゾムさんもそう言ってくれてるし、折角だから着いて行こう。
「ぜひお願いします」
「ん！今タクシー拾うわ」
「Aさんごめんな、ロボロが」
「有難いですよ。あとゾムさん。その割引券どうするおつもりで？」
「シッマに渡す！」
「う〜ん、冷蔵庫アートの一部になるだけですので他の方に渡したらどうですかね」
「これ渡す度に、シッマすっげぇ嫌な顔するんやけど、その顔が見たくて渡してるんで別にその後どうなろうといいですよ」
「あ、なるほど」
わざとか。５分ほど話していると、ロボロさんがタクシーを拾ってきてくれた。3人で後部座席にギュウギュウになって座り、コネシマさんが撮影しているテレビ局に向かう。
「Aさんは、シッマのこと嫌でも捨てないであげてください。アイツのこと愛したってください」
「愛してしまえば、捨てられてしまう。私はただの雑用係で居なきゃダメなんです」
「多分アイツはもうそんなこと気にしてないと思いますよ。相当気に入られてるし」
「私は……コネシマさんとは身の丈が合わなすぎます。コネシマさんは、知らない人は居ないほどの超人気俳優で、テレビでも引っ張りだこ。それに比べて私は多額の借金を抱えたお荷物。隣に立つだけで惨めになります」
「そんなの気にせんでええ。シッマが幸せになるには、Aさんが必要や」
「俺もそう思いますよ」
ゾムさんもロボロさんも優しいから。そうやって励ましてくれる。
目的地に着き、タクシーを降りると丁度コネシマさんが局から出てきた。でも、周りには綺麗な女優さんがいっぱい居て、コネシマさんと楽しそうに話している。やっぱり私じゃコネシマさんとは釣り合わない。
コネシマさんと女優さん達は凄くお似合いだ。
「Aさん」
「折角連れて来て貰ったのに、すみません。やっぱり帰ります」
「はぁ！？ええからいけや」
「無理ですよ！」
「ちんちくりんでもなんでも、コネさんがいっちゃん大切にしとるのはAさんなんやから」
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
