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「っふ」
お風呂を出た後、いつものソファじゃなくて、コネシマさんのベッドに運ばれた。ふっかふかで気持ちがいい。なのに寝れない。暑い。コネシマさんが氷嚢を頭に置いてくれたが、すぐに溶けてぬるま湯になってしまう。
「A〜熱下がった？ちょっと体温測らせて」
部屋に来たコネシマさんは、私を気遣って明かりを付けずに体温計を私の脇に差し込む。暑くて、コネシマさんの冷たい手を掴んでほっぺに当てる。
「へへ、きもちい」
「お、おまっ、お前なぁ……可愛すぎるわ今の。なんなん……」
顔を手で覆って天を仰ぐコネシマさん。いきなりどうしたのだろう。なんて思っていると、体温計がピピッと鳴る。
「38.5。やっぱあるなぁ。寝とけ。とりあえず。あ！お粥作ったんやけど、食えたら食って」
「コネシマさんが作ったんですか？」
「まぁな！その、レトルトやけど……」
「ありがとうございます。いただきますね」
「俺が食わせる」
私からスプーンをぶんどったコネシマさんは、お粥を掬うと手をぷるぷるさせながら私の口元に運ぶ。
「美味しい」
「そうか。もっと食え。おかわりもあるからな」
「それは大丈夫です」
ご飯を食べたら眠くなってきた。大きな欠伸をすると、コネシマさんはクスッと笑う。
「寝たら治る。寝れんかったんやろ？薬も飲んだし、もう寝れるんちゃう？」
「何から何までありがとうございます。このご恩は……必ず……」
「限界か。おやすみ、A」
頬に柔らかい感覚。まるで、コネシマさんがキスをしてくれたみたいで嬉しかった。
何時間寝ただろうか。熱だから眠りが浅くなっているらしい。家のチャイムが鳴って起きてしまった。時計を見れば、もう9時。コネシマさんが帰ってきてから5時間が経った。トイレにでも行こうかとベッドから降りた瞬間、コネシマさんの怒号が聞こえて来た。
「今何時やと思ってんねん！！！！9時やぞ！？」
「いや、いっつもこれより遅い時間に来てるやん」
「今日はAが熱出して寝てんねん！！！！起きてまうやろ！？気遣えや！！！」
「コネさんこそ近所迷惑や。黙れ。つかAって誰や」
「女っすか？」
「情 婦？」
またコネシマさんに訪問客だ。お友達いっぱいだなぁ。というかここは3階だ。ここまでコネシマさんの声が聞こえてくるのも中々問題だと思う。本当に近所迷惑だ。とりあえず止めに行こう。大分マシになった体を動かして、1階へ向かうと新たに3人の訪問客に出会った。
「誰？」
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
