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もう既にドライヤーを持っているコネシマさん。もうツッコム気力もない。大人しく乾かしてもらおう。
「A、テレビ付けてくれへん？」
「テレビですか？分かりました」
ピッとボタンをつけると、丁度バラエティー番組がやっていた。出演者は、コネシマさんとシャオロンさんと鬱さん。時々やってくる俳優3人組のコントのような会話が面白い。確かに、これは人気が出るわ。
顔が良いし、返答も面白い。全てタイミングがバッチリすぎる。演者として満点の動きをやっている。特に鬱さんはキレッキレだ。
「凄いなぁ」
「誰が？」
「いや、皆さん凄いですよ」
「俺は？」
「コネシマさんも」
「そっか」
急にドライヤーの音が止んだ。乾かし終わったらしい。ドライヤーを仕舞ったあと、コネシマさんは私の背後に座って抱き寄せる。人形のように抱えられて、そのままソファへ。
「あはははっ！ははっ、ははは！」
「ツボなん？可愛ええ」
ダメだ、この人達面白すぎる。下手な芸人より面白い。コネシマさんは私の顔を覗き込み、嬉しそうに笑って抱き締める。この人は感情表現がストレートだなぁ。犬みたいで可愛い。
「うん……」
「くぁ……」
流石に2時間も見てれば、お互い眠くなってくる。気付けば、テレビを付けたまま、この状態で寝ていた。朝起きると、もうそこにコネシマさんは居なかった。昨日まであった温もりがないことに、どこか寂しさを覚える自分がいた。
寝て起きて家事をして、コネシマさんに甘やかされて一日を終える。毎日同じようなことの繰り返しなのに、何故こうも充実しているのだろう。コネシマさんと暮らしてから、変に吐くことも無くなったし。倒れることも無くなった。怯えてくらさなくて良くなったことが嬉しい。
コネシマさんとの同居が続いて2ヶ月が経っても、私に魔の手が迫る気配はこれといってない。嵐の前の静けさ、なんて言葉があるくらいだから少しは心配した方がいいのかもしれないけれど。
今日もコネシマさんに朝ごはんを作ってから、洗濯物を回しに行った時、体に違和感を覚えた。グラリと視界が揺れる。思わずその場に座り込んでしまった。
コネシマさんと暮らしてから体調が良くなった、そう思った矢先にこれだ。嫌になる。前はストレスによる体調不良でよくこうなっていた。でもまさかまたこうなるとは。
ああ、ダメだなぁ。私。
体重いし気持ち悪いし。熱い。苦しい。動けないや。
頭痛い。辛い。
助けて、コネシマさん。
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まっくろしろすけ - 最初にマグロって出てきて「わ！マグロや！」ってなりました！（なんでマグロでわー！ってなってるのかわかるひとには分かると思う！）この小説好きです！ (8月5日 0時) (
レス) @page15 id: 017cec3e53 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あえ？完結しちゃった…。いや、喜ばしいことなんだけども！好きな小説が終わっちゃうと少し寂しいですね…。次回作も期待してます！ (7月23日 15時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ？？？？？？？？？？？？？？神かな？？？？？？？？？？？？あ、神だったわ。…周回しよ……。 (5月15日 23時) (レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふふふふふふふふふふふふふふふ嫉妬する夢主ちゃん可愛い(´∀｀*)ｳﾌﾌ動けない…？あっ…(察し)二人共お幸せに〜楽しめよ〜 (2023年4月27日 22時) (レス) @page42 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
しょしょ - kn夫婦てぇてぇ… あの女子高生分かりみが深すぎるんじゃぁ〜 (2023年4月14日 22時) (レス) @page41 id: 275501d424 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月25日 14時
