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「有り得へん話やな。俺はAを愛しとるから」
「……ならええわ。Aの体調も心配やし、俺らはここで失礼する。はよ治せよ〜」
「はーい」
一気に静かになった。ゾムもAを寝かせて回復させるため、医務室を出て行く。医務室の真ん前に座り込んだゾムは、いつでも戦闘態勢になれるように構える。
もう、二度と傷付けさせないと決めたから。いつ何が怒ってもいいように。部屋には戻らずAの近くで彼女を守る。
それから、3ヶ月の月日が経った。ある程度回復したAは仕事に復帰することができるようになった。そして約束通り、完治した日に、ゾムの部屋へ向かう。緊張を胸に扉を開けると、書類仕事をしているゾムが居た。
「……ゾム」
「あ、A。……ようやく、Aを抱 ける」
ゾムはAを抱き寄せると、少し屈んでキスをする。優しく、そして段々と激しく。腰が抜けたAを抱えてベッドに下ろし、Aの上に覆い被さる。
「ホンマにええ？怖ない？」
「ゾムがいい。怖くない。ゾムが欲しい」
可愛い顔をして強請られたら、止まれるゾムじゃない。可愛ええ、と鋭い歯を見せて笑う。Aのために理性を繋ぎ止めつつ、服を脱がす。
上着を脱がせて、下着を取っ払うと、形のいい綺麗な胸が顕になる。躊躇なく揉んで、舌を這わせるゾムに、Aは枕を掴んで押し寄せる快 感にギュッと耐える。
「んッ、ゾム……」
ピクピクと反応するAが、愛おしい声で名前を呼ぶAが、自分に必死に手を伸ばしてその先を望むAが愛おしくて可愛くて仕方がない。ゾムはAの体の至る所にキスマークをつけて、反応を楽しむ。
「……後悔、せんといてな」
「しないよ、絶対」
貫通の瞬間でもゾムは優しかった。自分のことは気にせず、Aだけを気にかけていた。
「痛いよな。ごめんな、慣れるまで待とな」
「……っは、やっと、ゾムと、繋がれた」
息苦しそうにヘラっと笑ったAを抱き締め、ゆっくりと動く。
「大好きや、A」
「私もっ!!」
翌朝、起きたAは隣で寝るゾムを見て嬉しそうに顔を布団に埋める。昨日自分はゾムと行為に及んだ。待ち望んだそれは、想像以上に良いもので。
所謂相性というのが良かったらしい。
「おはよ、A」
「おはよう、ゾム」
こんなに幸せな朝はいつぶりだろうか。無防備な格好で、ニコニコ笑うAを見て、ゾムはソっとキスをする。
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けんまおし1016(プロフ) - もうこの作品もまじで最高でした!!!!他の作品もみるのはもちろんお気に入り登録もしときました!もう最高でした!!もう言葉にならないです!!!!! (2022年12月11日 9時) (
レス) @page50 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
一条なつき(プロフ) - めちゃくちゃ良かったですひたすら鼻水ズルズル涙ドバドバで読ませて頂きました！！ (2022年10月7日 2時) (レス) @page45 id: 10435debae (このIDを非表示/違反報告)
黒輝 雷音⚡ - 途中emさんが舌打ちしながらカーテン閉めるのでめっちゃ爆笑しちゃいました！(笑)めっちゃ面白い作品でした！ (2022年9月26日 2時) (レス) @page45 id: a7e2765b25 (このIDを非表示/違反報告)
這い寄る脅威(プロフ) - ピくんーーーーー！！！www (2022年8月29日 0時) (レス) @page49 id: 0893c6b06a (このIDを非表示/違反報告)
コム＠スランプなう(プロフ) - 夢主可愛い…zmさんッ！僕にもその子貸しt)))←おまわりさーんこいつでーす 番外編ちょくちょくかいてくれるの嬉しいです😊 (2022年8月28日 13時) (レス) @page49 id: 0ee0aa5caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年8月1日 20時
