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なんということだろうか。スティアはコネシマとシャオロン両方連れてきていた。
「A……お前」
「……っ!!!A、お前何してんねん!!!」
「事情とかは全部後で聞く。とりあえず、総統室で話し合おか」
コネシマはAの手を引っ張って立たせる。シャオロンは震えるスティアを慰めながら、Aを軽蔑するように見ている。
「待って……」
「あ？」
「ゾムの、止血が先」
「……ああ」
Aはゾムに駆け寄ると、白衣から応急処置の道具を出して的確に止血をする。そして救護班とナースに連絡をかけて後を頼む。
「輸血は必要に応じて。皮膚の縫合と、必要あれば血管も」
「っはい!!」
指示をしたAは、コネシマに縄で手を縛られて連行される。目撃者兼被害者として、スティアも着いてきた。総統室に投げ込まれたA｡グルッペンは既に事情を聞いているらしく、難しい顔で座っている。
総統室にはトントンと数人の幹部が居た。
「今から裁判を行う。Aはそこの椅子に座れ」
「うん」
「スティアはそっち」
コネシマとシャオロンはAが何か行動を起こした際押さえられるように背後に回って武器を構えている。トントンは2人の間に入って進行。その他の幹部はただ見守り、グルッペンは最終的な判断を下す。
「ではまずスティア。お前の話を聞かせてくれ」
「はい。資料室でゾムさんと話していたら、急にAさんが来て、廊下に連れて行かれて、怒られたんです。私のゾムに近寄るなと……」
「は!?ちょっと待って!!!」
「動くな。黙って座ってろ」
トントンが言うと、Aは下唇を噛んで座る。
「スティア。続きを」
「それで、ゾムさんを殺してやる！と怒鳴って資料室に入って……私、怖くって!!!!それですぐにコネシマさん達を呼びに行ったんです」
ポロポロと涙を流して震える様は庇護欲を唆られる。
「分かった。ありがとう。A、弁明は？」
トントンは厳しい目付きでAを見る。普通ならAはそんな事しないと言える。ただ、最近はどこかゾムに夢中になっているから有り得る話なのだ。
「刺したのは、確かに私。でも、スティアと廊下で会って、資料室に不審者が居るって言われたから、スティアにゾムかシッマかシャオロンを呼ばせに行って、護身用のナイフで刺した。その時は、ゾムって気付かなかったの。暗かったし。確認せずに刺した私の責任。でも、スティアの言ってることは事実と異なる」
Aの逆転は難しい雰囲気だ。
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けんまおし1016(プロフ) - もうこの作品もまじで最高でした!!!!他の作品もみるのはもちろんお気に入り登録もしときました!もう最高でした!!もう言葉にならないです!!!!! (2022年12月11日 9時) (
レス) @page50 id: 92260459e9 (このIDを非表示/違反報告)
一条なつき(プロフ) - めちゃくちゃ良かったですひたすら鼻水ズルズル涙ドバドバで読ませて頂きました！！ (2022年10月7日 2時) (レス) @page45 id: 10435debae (このIDを非表示/違反報告)
黒輝 雷音⚡ - 途中emさんが舌打ちしながらカーテン閉めるのでめっちゃ爆笑しちゃいました！(笑)めっちゃ面白い作品でした！ (2022年9月26日 2時) (レス) @page45 id: a7e2765b25 (このIDを非表示/違反報告)
這い寄る脅威(プロフ) - ピくんーーーーー！！！www (2022年8月29日 0時) (レス) @page49 id: 0893c6b06a (このIDを非表示/違反報告)
コム＠スランプなう(プロフ) - 夢主可愛い…zmさんッ！僕にもその子貸しt)))←おまわりさーんこいつでーす 番外編ちょくちょくかいてくれるの嬉しいです😊 (2022年8月28日 13時) (レス) @page49 id: 0ee0aa5caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年8月1日 20時
