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ミソサザイは、Aの肩に手を回し、耳元で囁いた。

「お前だけでも残れよ。殺すぞ」

脅しじゃない、本気だ。そう感じたAは、恐怖を押し込み、笑顔でグルッペン達に告げた。

「後から追います。先、帰ってて下さい」

「しかし」

「いいから」

Aの圧に負け、2人はパーティー会場を去った。ニタニタと気持ち悪い笑みを浮かべるミソサザイに連れられ、Aはある部屋へ来た。周りをピジョンの幹部らが囲んでいる。

「よぉ、劣等民族。久しぶりだな」

「立派な女に成長してんじゃねぇか」

散々な言葉で侮辱するピジョンを睨むAの頬を、ミソサザイは殴り飛ばした。

「う゛っ」

「ご主人様を睨んじゃダメだろう。我々国とK国では立場が違うの。さてと、Y族よ。今ここで選べ。K国の参謀になるか、今晩中ずっと俺らに輪わされるか」

「……下品な」

「あ?早く選べよ」

髪を掴まれ、怒鳴られたAは、キュッと唇を噛んだ後、悔しそうに言った。

「後者で」

「アッハッハッハッハッ!!!!!!そんなに我々国に居たいのか!!!女を捨ててまで!!!!面白い、お前ら良かったなぁ。一晩中犯っても死なねぇ女が来たぜぇ!!!」

皆が、下品に笑い、一晩中Aの身体を喰らった。




翌朝、解放されたAは、ピジョンの男にシャワーを浴びさせられ、身体が綺麗になった後ヨタヨタとしながら、屋上へ向かった。元々体力は常人より少ない。それなのに、ずっと軍人に付き合わされていたのだ。もう、Aに歩く力は殆ど残っていない。

ようやく屋上に着くと、Aは目を見開いた。乗ってきたジェットの前で、トントンとグルッペンが肩を合わせて寝ていた。

ずっと2人は待っていてくれていたのだ。

声を出したいが、叫び続けたせいで、声は枯れてしまった。重い足を動かして、Aは2人に抱き着いた。

「……A!?」

「……A!!!!」

何があったのかを聞き出そうとした2人だったが、まずはしっかりAを抱きとめた。

「大丈夫……じゃなさそうだな」

「A、声出ぇへんの?」

コクっと頷いたA。グルッペンは、Aの涙で充血した目、赤く腫れた頬、枯れた声。そして体力の切れ具合、噛み跡から全てを察した。

「トン氏。多分A、奴らに一晩中輪わされた」

「……は?」

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- ページ40の話の上から11行目(文字が開いて行数で書かせていただいております)zm様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え????いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます! (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します!64がなにもない状態で公開されちゃってます!あれ?私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます!続きが楽しみだぁ! (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこの子 | 作者ホームページ:   
作成日時:2021年3月22日 18時

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