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「グルさん。ミソサザイが本当にピジョンを連れて来たら、そろそろ私、手ぇ出ますよ」
「止めてくれ。もし、連れてきたらトイレでもどこでもいいから隠れろ。俺らで上手く捌くから」
グルッペンが言うと、Aは大人しく頷いた。そして、ポツリと鳥の王め……と呟いた。
ミソサザイは、別名鳥の王と呼ばれている。その理由としては、部下の名前に鳥の名前を好んでつけるところ、そしてK国の誇る優秀な諜報機関の名前がピジョンだと言う事。
鳩というのは、平和の象徴である。
あんな、残虐な行為をしようとも、それが平和の為なら許されると思っているのだ。
「トントンさんっ……ふっ、ふふっ、口にっ、ソース付いてますよっ……んふっ、」
「えっ、ホンマに!?」
ティッシュで口周りを拭くと、確かにミートソースが付いていた。ありがとう、と優しく微笑み、1回トントンは胃を休憩させた。
すると、ピジョンを連れたミソサザイがこちらへ戻ってきた。身構えたAは、席を立ったが、1秒遅かった。
「Aちゃん、どこ行くの？」
「っ、少し、お手洗いに……」
「え〜、もう少し付き合ってよぉ」
ミソサザイの手が、Aの頬を撫でた瞬間、Aは全身に鳥肌が立った。
「……すみません、すぐ戻ってきますので」
ペコッと頭を下げ、Aは早歩きでトイレへと向かった。つまらなそうに口を尖らせたミソサザイは、代わりにグルッペンとトントンにピジョンを紹介した。
「かっこいいでしょ。彼らは、何個ものこの世に害をきたす民族や国家を潰してきたんだよ〜。グルッペン君もご存知Y族とか。あぁ、そういえばAちゃんもY族だったねぇ。可哀想にぃ」
「テメ」「トン氏。……ミソサザイ総書記殿。素晴らしい部下の話も聞きたいのですがその前に、最近開発された兵器について……」
「いいよぉ、教えてあげる〜」
ミソサザイが、グルッペンに自国の化学兵器の自慢をしていると、トントンはAが帰ってきたのを見た。どこか暗い表情で、相変わらず恨めしそうにミソサザイを見ている。
「戻りました。」
「あっ、Aちゃーん。今夜、暇ぁ？僕暇〜。」
「……グルさん。暇ですか」
「暇じゃないな。すみません、ミソサザイ総書記殿。俺らはここで帰らせていただきます」
「え？」
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蒼 - ページ４０の話の上から１１行目（文字が開いて行数で書かせていただいております）ｚｍ様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (
レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え？？？？いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します！64がなにもない状態で公開されちゃってます！あれ？私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます！続きが楽しみだぁ！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年3月22日 18時
