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「A、準備はいいか」
「勿論です。行きましょう」
これから、B国との戦争が始まる。生憎、エーミールは出張中。昼夜問わずAが指揮する。Aは、いつも通り、通信機器と、戦場の映像、紅茶、チェスを揃えて参謀室の椅子に座っていた。
B国の国境線近くで両軍接敵し、現在戦闘中。空挺部隊からの映像を頼りに、Aはシャオロン、ショッピに指示を出した。
「シャオロンさん、ショッピさん。東側を1点攻撃でお願いします。そこさえ破れれば、更に奥まで侵攻できます」
「了解!!」
「分かった」
2人の返答を聞き、Aはロボロに、映像を切り替えるよう指示を出す。東側の映像では、既にAの攻撃が読まれており、今戦場に居るB国軍の4割程度がそこに集められている。
「コネシマさん、シャオロンさん達の援護を……いや、そのまま真ん中を突破して下さい。ゾムさん、道が開かれそうになったら、他の隊を休ませるため、一気に突っ込んで下さい。それまでは体力温存で」
「任せろ!」
「ショッピさん、シャオロンさん。キツくなったら何時でも下がってください。まずは、あなたたちの命が最優先です」
「今んとこ平気や」
Aは、緊張で喉の水分がカラカラになった。紅茶を飲み干し、また目を戦場映像に移す。コネシマが2番隊を率いて、ど真ん中を集中攻撃していると、西側の軍が少し真ん中に寄せられてきた。
シャオロン、ショッピは奮闘しているものの、2倍以上の数に対抗するのは体力を削るようで、攻撃の速度が落ちている。
Aの考えは、B国参謀に全て読まれていたのだ。しかし、Aは慌てる様子もなく、楽しそうに笑った。
「頭がキレる人ほど、攻撃が読みやすい。B国の攻撃など、こちらにも容易く読める。……チーノさん、出番です。一気に上から攻撃しちゃって下さい。恐らく、東から大きく迂回して、B国の戦闘機が襲ってくると思うので、そちらにも気を張りつつ、お願いします」
「OK、楽しいなぁ」
「そうですね」
Aの予想通り、我々国軍にバレないよう、我々国軍が固まっている西側を避け、B国軍は東側から大きく迂回して、我々国軍空挺部隊の元へやってきた。
Aは最後に、チーノの上擦った声を聞いた。
「全部堕としたったわぁ!!!!」
ホッとAが息をついたのも束の間、更にB国軍の戦闘機が大量に向かってきた。
「ククッ、面白いですねぇ」
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蒼 - ページ４０の話の上から１１行目（文字が開いて行数で書かせていただいております）ｚｍ様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (
レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え？？？？いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します！64がなにもない状態で公開されちゃってます！あれ？私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます！続きが楽しみだぁ！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年3月22日 18時
