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1分も経たない内に、降参させられたAは、悔しそうに唇を噛んでいた。
「まず、隊長と戦うってのが間違いやねん。普通、一般兵とやるやろ。コイツらも、一応戦場に立っとる兵士やし」
「だって、ゾムさんが、ショッピさんとやれって言ったんですもん」
「だって、Aならいけると思ってん」
シュンとするゾムを見たAは、すみません。と謝り、水を手に取った。
「諦めます。私は、身体を使うことが向いていないと分かったので」
「えー、一緒に訓練しようや」
そんなシャオロンを無視して、Aは参謀室に向かった。室内に入ると、Aは思わず固まった。ペンを持って倒れるエーミールと、その周りで慌てる鬱先生。扉前にAが立っている事に気づいた鬱先生は、半泣きでAに縋りついた。
「ど、どないしよ……エミさんの頭冗談でひっぱたいたら、倒れてんけど!!!」
再度、エーミールに視線を移すと、微かに肩が揺れていた。何となくエーミールの意図を察したAは、それに合わせた。
「教授!?……そ、んな、痙攣してる……当たりどころが……悪かったのでしょうか……」
「エミさん……？なぁ、返事してや。エーミール!!」
鬱先生がそう言うと、耐えきれなくなったエーミールは吹き出した。つられてAも笑い出す。状況を理解出来ていない鬱先生は、Aとエーミールの顔を交互に見る。
起き上がったエーミールは、涙を拭いながら、鬱先生を見た。
「大先生、貴方医者でしょう？」
「本当に。慌てすぎですよ」
「性格悪いな、お前ら」
「鬱先生に言われたく無いです。あ、教授。書類出してきますよ」
「ありがとう」
俯き中指を立てる鬱先生を横目に、Aはエーミールから書類を受け取り部屋を出た。
廊下を歩いていると、自販機でコーヒーを買っているトントンと会った。
「あ、A。俺、総統室に用事あるし、それ持ってったろか？」
「本当ですか？ありがとうございます」
書類をトントンに渡すと、Aは休みだ〜と大きく伸びをして、自室に戻った。
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蒼 - ページ４０の話の上から１１行目（文字が開いて行数で書かせていただいております）ｚｍ様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (
レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え？？？？いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します！64がなにもない状態で公開されちゃってます！あれ？私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます！続きが楽しみだぁ！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年3月22日 18時
