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「大先生。今、中入って平気か？」
「大丈夫やと思う」
鬱先生がそう言うと、トントンは医務室の扉を開けた。それに続いてグルッペンも中に入る。スタスタとAの寝るベッドまで行き、カーテンを開けた。
「……グルさん。トントンさん。……なんで、そんな泣きそうな顔なんですか」
「……だって、俺ら……昨日の夜、K国に居ったやん。同じ建物に居ったのに、……助けられんかった!!!」
「いいんですよ。……気付いてたら、助けに来てくれたでしょう？」
「当たり前やん」
「なら、いいです。」
先程まで、グルッペンの胸板に顔を擦り付けて、泣きじゃくっていた顔とは違い、少女のような無邪気な笑みで、ひひっ、と笑った。
「それより、お二人共風邪引いてないですか？昨日の夜、寒かったでしょうに」
「いや、至って健康だ」
「同じく」
「さーて、体も休まったし、仕事に戻ります！」
そう、元気にベッドから飛び降りたAに対しい、2人は声を揃えて言った。
「安静にせえ!!!!!」
「わっ、鼓膜破けちゃうじゃないですか」
耳を擦りながら、Aは医務室を出て行った。はぁ、とため息をついたトントンとグルッペンは、このまま出ていくのもなんだかな……と医務室を物色し始めた。
色々出てきてはいけない物が出てきたので、全てグルッペンが回収し、トントンは顔を赤く染めて、部外者の女出禁にしたろ……と呟いていたとか。
参謀室に戻ったAは、エーミールと紅茶を飲みながら談笑していた。
「……ホンマに心配したんよ」
「すみません。だって……今、我々国に居るのが好きなんですもん。我々国のためなら、体でもなんでも差し出しますし、なんなら命差し出しますよ」
「やめてぇ……!!これ以上俺の寿命縮めんといて」
「分かってますよ」
「ならええよ」
「ごめんなさい。皆さん」
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蒼 - ページ４０の話の上から１１行目（文字が開いて行数で書かせていただいております）ｚｍ様の言葉が、「分かった!!行ってくる!! という表記になっております。細かくて申し訳ないです。ごめんなさい。 (8月24日 3時) (
レス) @page40 id: 7197a413b4 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - え……え？？？？いや、これは訳ありパターン…続編も楽しみにしてます！ (2021年3月30日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
BAND(プロフ) - え、夜ダメとか可愛いかよ((( (2021年3月30日 14時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - コメント失礼します！64がなにもない状態で公開されちゃってます！あれ？私が見えてないだけでしょうか…間違いでしたらごめんなさい。 (2021年3月27日 17時) (レス) id: 0c3a2b2511 (このIDを非表示/違反報告)
小茶丸 - 続編おめでとうございます！続きが楽しみだぁ！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: dd1575ae33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年3月22日 18時
