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「すまんな、A」
その声はシッマのものだ。べりっと変装用マスクを外したシッマは、私の手に手錠をかけると、そのまま持ち上げてソファの上に投げる。
「キャッ、」
「A……会いたかった。一日でも会わんと、おかしくなりそうや。ああ、Aの匂い……」
私の首筋に顔を埋めて息を吸うシッマ。ぶるっと体が震えた。
「好き。大好きやで、A。可愛ええなぁ……ホンマに可愛ええ。俺らから離れんといてや。お前が居らんとアカンねん、俺ら」
シッマは私の首筋を吸い上げたあと、強引にキスをする。舌が唇を割って入ってきて、口内を荒らしまくる。歯列をなぞって、私の舌を絡め合う
「ひゃ、ぃや、やめて」
「甘いなぁ、Aのキスは。お腹の子はどうや？パパやぞ〜」
シッマは私の服を捲ると、子宮の上にキスをする。そこから段々と舌を這わせてへそをぐるぐると舌でいじる。
「ぅ、」
身をよじるとシッマはさらに笑って私のズボンを取っ払う。
「お前以外の女やと勃 たんねん。久しぶりに味わいたいんやけど。お前のナカ」
「離して……!!!!嫌いだよ、シッマ。皆と居ると幸せになれないの！もう二度と私にかかわらないで！厭なの！嫌いなの！」
涙ながらに言うと、シッマは涙を舐めとってギュッと抱きしめる。
「ああ……泣くほど嬉しいんやな。口ではそう言うても、俺らのこと大好きなの知っとるから。でも悪い子はお仕置せなアカンなぁ」
シッマは私をうつ伏せにすると、バシンと尻を叩いてきた。ビクッと体が反応すると、シッマは私の耳に口を寄せて低い声でいやらしく言う。
「痛いのに反応してまうん？ドMやなぁ……？」
「うるさい……!!!」
もう1発。私の悲鳴が上がる。それでもシッマは止めない。痛みと、羞恥と、認めたくない快 感が私を襲う。
「A……挿 れてええ？」
「ダメ……!!!やめて!!!!!」
もう無理、と目を瞑った時。シッマが吹き飛んだ。
「Aさんに触らないで下さい。コネシマさん」
「痛ぇ……エミさん……俺お前のこと縛っといたやん」
「あの程度の拘束なら抜けられますよ。……Aさん怖かったでしょう。もう大丈夫ですよ」
教授の声に安心して、ボロボロと涙が出てくる。教授はギュッとナイフを持つと、シッマを冷たい目で見る。
「彼女に近寄らないでください。もう、諦めや。Aさんは君らの元には戻らへん」
「今、ここで殺したる。エミさんとはもっと仲良うしたかってんけど」
「受けて立ちます」
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硝子玉(プロフ) - 最後まで不穏ですね、彼らが妥協するまで眉を顰めて読んでいました。面白かったです。後輩2人が実は同じことしてた、なんて考えましたが流石にそんなことありませんでした。誰の子とも言える書き方が素晴らしいと思います。命令内容が子供を守れとかだと面白いですね。 (8月3日 17時) (
レス) @page41 id: d2ec184a3c (このIDを非表示/違反報告)
セネリオ - めっちゃ良かった！！emさんとsypくんとciくんが…！カッコ良すぎて萌え死にする…！そしてなんとなくgrさんだと思います。他の作品も頑張ってください！ (2022年12月27日 9時) (レス) @page38 id: bb7bb5003e (このIDを非表示/違反報告)
かきくけの(プロフ) - 個人的にはsnが味方っぽいけど本当は幹部達と同じことしてて、罪悪感から助けてだけど子供がsnの子だったから顔が合わせられなかったとかだったら熱いな。でもたぶんgrさんの子な気がする (2022年10月17日 23時) (レス) id: e7af349437 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるぽろう - 完結おめでとうございます…そしてありがとうございます…！！！序盤が凄く暗かったからこそ、最後のあたたかい終わり方が心に沁みました。てかemさんとshpci後輩かっこよすぎですね一生愛せます！！！今回も素晴らしすぎる作品をありがとうございました！！！ (2022年10月15日 13時) (レス) @page38 id: 8509ca10df (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ*(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！本当に物凄く心を掻き乱された作品でした。とてつもなく良い意味で。素晴らしい作品をありがとうございました！！ (2022年10月15日 13時) (レス) id: ddb5b2a27a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこの子
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年9月26日 18時
