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「その黒髪は変装か？」
末広の質問に答えるようにウィッグを外したA。濡羽色の髪から，霞色の髪に戻る。
「何じゃ条野。誘拐してきたのか？」
揶揄う様な視線を条野に向けながらニヒルな微笑みを浮かべる��子。
「何でそうなるんですか」
呆れと困惑が混じった声でAを軍警に連れてきた理由を話す条野。
「…A，お主一体何者じゃ」
「警戒を怠るな，絶対だ」
案の定､二人から心配されたA。
条野もこの話を本人から聴かされた時，あまりに冷静なので不安を感じた。
─────────────────
「練習とな？」
「はい」
会議室でAが出力安定と同時制御を毎日していると��子に説明していた。末広は筋トレをしながら聞いていた。
「此処で筋トレしないで下さい。暑苦しい」
条野がめちゃくちゃ嫌そうな顔をしながら，末広を踏んづけていた。太宰と国木田の遣り取りとはまた違う思ったA。
「練習は何時もこうやっています」
Aの掌の上にボッと音を立てて焔の玉が現れる。瞬く間に焔の色は赤・黄・紫・緑・橙・紅・黄緑・青に移り変わる。
「不思議じゃ，全く熱くない」
「出てきて下さい」
Aがパンッと手を叩くと掌サイズの異能生命体が沢山現れる。何体居るのか数えきれない程だ。でも凡ての生命体の名を覚えているA。
「イグニス。テラ。イルシオ。ヴェントス…」
テーブルの上に居たテラとテンペリエスが何かの真似をしている。偶に「ピー」と云う鳴き声が聞こえる。
「ン？何をしているんじゃ？」
「えっと…条野さんと末広さんの
今の体制の真似をしてるみたいです」
筋トレをしている末広を踏んづける条野の真似を。��子がブッと吹き出して笑い始める。
「確かに似ているなァ」
真似されていることに気付いた条野は踏んづけるのをやめる。気恥ずかしそうに咳払いをしてAに近づく。
「自宅まで送りますよ？」
──────────────────
「送ってくれて有り難う御座います」
自宅の扉の前まで送ってもらったA。条野はフフッと微笑んで「どういたしまして」と云う。
「では…また」
「さようなら」
扉を閉まる音。
条野も踵を返して階段を降りていく。
「ふぅ…臨時休暇が漸く終わる」
Aが居間に続くドアを開けた時だ。
「ハァイ!Aちゃんだね?」
「えっ…わぁッ！」
陽気な声と共に外套に包まれたA。
「ドス君が探してるよ♪」
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黒灰白有無％(プロフ) - まさかの御義理母様登場！！？文字化けも方もやらせて頂いたのですが怖かったです笑、面白くてここまで一気読みさせて頂きました！引き続き楽しませて頂きます！！ (8月17日 14時) (
レス) @page44 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - お母様！？まさかの展開‼︎ (2022年11月1日 8時) (レス) @page44 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 御影さん» 本当に本当にわがままを聞いていただきありがとうございます。 (2022年10月29日 21時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ゆっきーさん» 性格，ちょこっとですが書いておきました。 (2022年10月29日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ゆっきーさん» 良いですよ，性格書いておきます (2022年10月29日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年10月14日 14時
