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「中々見つかりませんね」
賢治がキョロキョロと周囲を見渡す。黒泥濘が飛び出してきそうな路地も確認したが気配なし。
この結果が，約一週間続いている
「マフィアが手子摺るのも分かります。
本当に…神出鬼没ですね」
その時だった。Aが目を見開いた
賢治の背後のから黒泥濘が飛び掛かってきた。
間一髪で賢治は気配に気付いて避ける。
「わぁ!」
「背後から…多少の知性はあるようで」
黒泥濘の存在に気づいた通行人が悲鳴を上げて逃げ去っていく。残った人は賢治とA。
黒泥濘は耳障りな音を立てながら，また襲い掛かってきた。賢治は交通標識を根本から折ると
「Aさーん。危ないので離れてください!」
黒泥濘を力強く標識でぶん殴る賢治。
地面に放射状の罅が入る。
だが…黒泥濘は全くダメージを受けていない。
「わぁ、タフなんですねそれなら!!」
連撃を喰らわせる賢治。
標識が黒泥濘に中たる度にグチャと何か潰れた様な耳障りな音を立てる。
「そうか…泥濘だから!」
攻撃が効かない理由に気付いたAが，テンペリエスを呼び出した。
「宮沢さん！少し避けてください…」
Aの指示を聞いた賢治はジャンプして黒泥濘から距離を取った。
「テンペリエス…“絶対零度”」
Aが指を鳴らした刹那───。
黒泥濘は沢山の霜が下りる
凍りついたのだ凡そ0.013秒間で完全に
「トドメです!」
凍って身動きが取れない黒泥濘を賢治が標識で殴打した。バキンッと割れて崩れた。
斃し終えた事を確認。
インカムで探偵社に連絡を取る賢治。
Aは携帯で軍警の方に黒泥濘の確保を伝えた。
──────────────────
数十分後。
駆け付けた危険物処理隊に回収された黒泥濘
「ご協力感謝します」
賢治とAに敬礼をすると軍が運用する黒い車は黒泥濘を然るべき場所に連れて行く
走り去っていく車に敬礼をする賢治と，会釈をするA。国木田が軍警と入れ違いで来た。
「賢治，A，良くやった!!」
国木田は黒泥濘を二人だけで斃した賢治とAを労っている。後輩の活躍が嬉しいのが見て取れた。
「やりましたねAさん!」
「そうですね宮沢さん」
賢治は明るく太陽の様に笑う。
Aは月の様に静かな表情で頷いた。
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黒灰白有無％(プロフ) - まさかの御義理母様登場！！？文字化けも方もやらせて頂いたのですが怖かったです笑、面白くてここまで一気読みさせて頂きました！引き続き楽しませて頂きます！！ (8月17日 14時) (
レス) @page44 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - お母様！？まさかの展開‼︎ (2022年11月1日 8時) (レス) @page44 id: c2ca67a91e (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 御影さん» 本当に本当にわがままを聞いていただきありがとうございます。 (2022年10月29日 21時) (レス) id: caf70309bf (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ゆっきーさん» 性格，ちょこっとですが書いておきました。 (2022年10月29日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ゆっきーさん» 良いですよ，性格書いておきます (2022年10月29日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年10月14日 14時
