文豪と貴方の物語 紅葉

〃 ページ37

『貧血なの？……私の血で良いなら飲む？』
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芥川
「…感謝する」
彼なりに手加減はしているつもりですが…痛みと擽ったいが混ざった何とも云えない感覚に困惑して半泣きになる夢主。
『ﾋｬｯ…///』
「…黙ってろ，そんな声を出されてはもっと吸いたくなる」


中原
「甘ｯ…最高だよ手前の血。ﾁｭﾙﾙｯ，ﾁﾞｭ」
夢主が貧血にならない程度に血を吸う彼。ニヤッと嬉しそうに笑った唇の端から血が垂れています。夢主はそれをハンカチで拭き取ります。
『御口にあって良かった』
「物足りねェ…もっと吸わせろ」


ドストエフスキー
「ﾁｭﾙﾙ…ﾁﾞｭ，ﾁｭﾙｯ」
夢主の鎖骨で吸血する彼。暫くして満足した彼は蠱惑的に微笑むと噛み付いた場所をペロッと舐めて傷を塞ぎます。
『チョッ…何を///?!』
「傷を塞いでるだけです。フフ…安心して下さい。」


ゴーゴリ
「良いの?わ〜い」
夢主の首にある血管をツゥーと長い指で確認してからカプッと噛み付いた彼。最初は力を入れないように手加減していた彼ですが…段々と牙を立ててしまいます。夢主の血が思ってた以上に甘美で…優しい味だったので…。
『痛ｯ〜…』
「わぁ!?ごめん…Aちゃんの血が美味しくて…もっと欲しいって思っちゃった」

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