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別会場に居た参加者達を拘束したA。一人の男に「主催者は何処ですか?」と質問した。
「誰が答えるか!!」怒鳴り散らす男。一瞬だけ視線を部屋の奥に向けたのをAは確りと視ていた。
「この部屋の奥ですね」
「な!?」
無線機を取り出して高村達に連絡を取るA。男が拘束を解こうと藻掻いていると,横から行き成り葡萄色の軍服を着た青年が現れる。
そして男の額に銃を突き付けたのだ。
ヒュッと息を呑んで青ざめていく男。クスクスと嘲笑っている条野だった。続いて末広も部屋に入ってくる。
「…無線で話した通り,主催者はこの奥です」
──────────────────
奥に続く扉を蹴破る末広。其処には椅子に座って煙草を吸っている30半ばの男が居た。ニヤニヤと嫌味な笑みを浮かべた。
「良く此処が分かったねー凄い凄い！」
煽るような口調で喋り続ける男。ニィッと唇を歪ませるとA達を取り囲むように真っ赤な炎が現れた。男は異能力を保持している者だった。
「幾ら特殊部隊とは云え…熱いだろう？
俺の炎は全てを焼き尽くす!!ハハハッハハハハハハ!!」
条野の異能とは頗る相性が悪い。末広が異能で伸びした刀身で男を攻撃しようとするが,炎が邪魔をしてくる。
「これは中々…」
「厄介な異能だな」
「私なら…」
Aが炎に向かって歩き出した。白菫色の瞳が淡く光る。手からは純白の文字列が溢れる。
するとAの手の平に炎が次々集まっていく。まるで花に惹き寄せられた蝶の様に。
「き,貴様！俺の炎に何をした!?」
「私の焔の方が強いです。
貴方の炎は異能生命体の糧になりました」
ひょこっと外套から顔を出したトカゲの姿をしたイグニス。満足そうな顔をしてAの肩の上によじ登る。
「許さねぇ!貴様ぁ!!」
机においてあったナイフを手に取り,襲いかかってくる男。隙かさず条野がナイフを蹴り飛ばして男を取り押さえた。そのまま後ろ手に手錠をかけられた男は,ドスッと手刀を食らい白目を剥いて意識を手放した。
❲主催者を確保しました❳
❲ガッハハハ!良くやった❳
❲煩いです。撃ちますよ？❳
❲…部下が怖い❳
条野が福地に連絡を取っている間。窓の外を視ているA。複数の警察車両が建物の前に止まっている。
「少し聞いていいか？」
末広が真面目な顔付きで近付いて来た。Aは静かに首肯き「良いですよ」と答えた。
「お前は多重異能力者なのか？」
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SKY理科グループ(プロフ) - 最高･･･ (2023年2月2日 22時) (
レス) @page48 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 御影さん» 読者の逆鱗にも触れたのでね！きっと来世はナメクジですね！ (2023年1月22日 23時) (レス) id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ぶりっ子は夢主ちゃんの逆鱗に触れたので当然の報いです(*^^*)。 (2023年1月22日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ面白くて、一話から一気に読んでしまいました…！『死なない程度にｺﾛします』の台詞で、「あ、あのぶりっ子終わったな」と思いました()さわらぬ神ならぬ、さわらぬ夢主に祟り無しですね…更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page46 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - フリーザ様かな？？？ (2023年1月9日 19時) (レス) @page38 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年11月29日 9時
