��L ページ44
切られた傷口から血が滲んだ。
Aが其れを親指で拭うと傷が一瞬で治った。
「チッ,キモッ」
エレナは舌打ちをしてギラッと此方を妬みと嫉みが満ちた目で睨み付ける。一方のAは異能生命体達の怒りを鎮めるていた。
エレナに向けられた復数の殺気。
一般人には浴びせられない尋常ではない怒りが
「変な動きしたら切り刻むわよ?」
「ご自由に…」
Aの目が真っ黒に濁った。光すら届かぬ深淵の片鱗を躊躇なく見せた。辺りが一気に寒くなる。
に思わず後退るエレナ。
「…気に食わない」
最後の最後まで悪態をついて部屋を出ていくエレナ。すると廊下の方から明るく可愛らしい声が聞こえてくる。
「はぁ〜い，ありがとうございます!」
職員と話しているのであろう。
暫くすると建物からエレナの気配が無くなった。
─────────────────
帰ったことを確認したA屋上に行くと抑え込んでいた異能生命体達を呼び出した。
顕現した異能生命体達は人の姿になると開口一番に叫んだ。
「「「あの阿婆擦れが!!」」」
相当腸が煮えくり返っていたのかエレナに対する怒りの言葉が凄まじかった。理解は出来るがあまり視ていると疲れるので一旦,ストップを掛けるA。
「愚痴も程々にね…言霊って云うのは返ってくるから」
体育座りで異能生命体達を諭すA。主の冷静な態度と言葉に少し落ち着きを取り戻した異能生命体。
「主,制裁は我々が行います!!」
「零さん達に任せた方が
良いと思います。プロだし…」
然し,大半が納得いかない顔をした。
Aに手を出した輩は自分達で制裁しないと気が済まないらしい。
「零さん達の『公開処刑』に期待しましょう」
そう異能生命体達に伝えると
「タカムラ達に我らも参加して良いか訊いて来る」
「良いか?主様」
「仕方無い,…行っておいで」
控えめに手を振って屋上から一度出ていく二人を見送るA。久しぶりに眼を使ったのでドッと疲れが襲ってくる。
ポケットから携帯を取り出すと電話を掛けるA。
❲乱歩さん…反撃を開始します。❳
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SKY理科グループ(プロフ) - 最高･･･ (2023年2月2日 22時) (
レス) @page48 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 御影さん» 読者の逆鱗にも触れたのでね！きっと来世はナメクジですね！ (2023年1月22日 23時) (レス) id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ぶりっ子は夢主ちゃんの逆鱗に触れたので当然の報いです(*^^*)。 (2023年1月22日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ面白くて、一話から一気に読んでしまいました…！『死なない程度にｺﾛします』の台詞で、「あ、あのぶりっ子終わったな」と思いました()さわらぬ神ならぬ、さわらぬ夢主に祟り無しですね…更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page46 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - フリーザ様かな？？？ (2023年1月9日 19時) (レス) @page38 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年11月29日 9時
