�将将将� ページ38
「えー断わったの〜!!勿体無い！」
事務所内に響くエレナの声。敦が先日云っていたインタビューを断った。何でも神凪の不利になる情報まで漏らされて厄介な事になるのを避けたいらしい。
勿体無いと云った割には何処か嬉しそうなエレナは機嫌良さそうに事務作業をする。
乱歩以外の社員達はエレナの異能でAの記憶を奪われている。太宰にくっついた時点で異能無効化が効いてないのは可笑しいと思った乱歩。
「ねぇ,エレナは異能って持ってる?」
頬杖を付きながら皆に取り囲まれているエレナに質問した乱歩。するとエレナは肩をビクリと震わせて「そ…そんな事ないですよぉ〜」と苦笑いで答える。
「ふ〜ん…そっか,なら良いや
僕,うずまき行ってくるね〜」
一瞬だけ眼鏡の奥にある翡翠色の瞳が鋭くなった。
──────────────────
同刻。
改めて行われたAの異能出力の検査結果に頭を悩ませていた坂口は「ハァ〜」と不快ため息をついて額に手を当てる。
「前回よりも数値が…これはもう」
絶句と困惑が混じった表情をしながらも資料を4部コピーして茶封筒に仕舞う。
「瞬間出力53ですか…」
坂口の呟く声が聞こえたのか,隣のコピー機を使用していた辻村が声を掛けた。
「異能の瞬間出力53は普通じゃ、」
坂口は指で眼鏡を押し上げ元の位置に戻した。
踵を返して椅子に置いてあった鞄の中に茶封筒を仕舞い込む。
「用が出来たので少し外に出ます
其れと…０が四つ足りませんよ,辻村君」
振り返った坂口が冷静な面持ちと声で告げて出ていった。「?…四つ」となりながらもコピー機の操作を続行する辻村。
「53に0を四つ?……53万かぁ〜。
瞬間出力で……まん?,……マン?……万!?!?」
大声を出して驚く辻村。自分の頭でも可笑しくなったのかと思い何度も計算し直すがいくらやっても答えは53万。
部下の叫び声を聞いて「大丈夫かァ?」とを覗き込んだの種田。真っ青な顔をした辻村はアワアワしながら上司に質問した。
「瞬間出力53万って…有り得るんですか?」
「……そんなんヨコハマ聖女の並の強さや。」
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SKY理科グループ(プロフ) - 最高･･･ (2023年2月2日 22時) (
レス) @page48 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 御影さん» 読者の逆鱗にも触れたのでね！きっと来世はナメクジですね！ (2023年1月22日 23時) (レス) id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ぶりっ子は夢主ちゃんの逆鱗に触れたので当然の報いです(*^^*)。 (2023年1月22日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ面白くて、一話から一気に読んでしまいました…！『死なない程度にｺﾛします』の台詞で、「あ、あのぶりっ子終わったな」と思いました()さわらぬ神ならぬ、さわらぬ夢主に祟り無しですね…更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page46 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - フリーザ様かな？？？ (2023年1月9日 19時) (レス) @page38 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年11月29日 9時
