�将将� ページ32
乱歩から何時もの奔放さが感じられない,気落ちしている様子だった。取り敢えず部屋の鍵を開けて乱歩を居間に通すA。
寒空の下,尊敬する乱歩を待たせてしまったと罪悪感を募られながら暖かいココアを用意した。
お盆に乗せて運ぼうとするとノーティオが現れて代わりに運んでいってしまう。
乱歩の目の前にココアの入ったマグカップを置くと向かい側の席に座った。机に頬杖をついて些か冷たさを感じる声で乱歩に話し掛ける。
「思い出したのね名探偵の坊や」
「うん,全部」
部屋全体に流れる重苦しい空気。すると席から立ち上がった乱歩がユックリと此方に近付いて来た。
そしてAの目の前に立つと「ごめんなさい…」と弱々しい声で謝罪する。
本当に悪いと思っている感情が視えたAは「良いですよ…」と穏やかな声音で乱歩に云った。
──────────────────
「A〜。おかわりってある?」
「はい,ありますよ」
すっかり調子を取り戻した乱歩と中良さげに会話するA。乱歩の使っているカップに新しいココアを作って渡す。
少し不思議そうな顔をして二人の様子を見ているノーティオ。本人曰く立ち直り早いと関心していたとこ事。
「心細かったでしょ？でも
僕が居るからもう安心だよ」
「そうですね。江戸川さんが居れば千人力かと」
嬉しそうなAを見てホッとしたノーティオは真剣な面持ちで乱歩に今まで集めた情報や手掛かりを凡て話した。
「あのアバズレの前では」
「解ってる…態度はあからさまに変えたりしない。」
顰蹙した表情で首肯く乱歩。
記憶操作をされてたとは云え､大切な仲間を忘れさせられた事にかなりの屈辱を感じている様子だった。
「そう云えば江戸川さん…どうやって此処に?」
疑問に思っていた事を訊いたA。乱歩はお茶菓子を食べながら「高村さんに送ってもらった」とあっけらかんとした口調で云う。
Aが顔色を悪くして携帯をバックから取り出す。画面には不在着信４件と見ていないメールが7通あった。
真顔なのに真っ青な顔をして高村に電話を掛けるA。案の定,高村から滅茶苦茶怒られた。その様子を見ていた乱歩とノーティオは
「自分の事についての報連相出来ないんだよね」
「Aったら…他は完璧なのに〜」
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SKY理科グループ(プロフ) - 最高･･･ (2023年2月2日 22時) (
レス) @page48 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 御影さん» 読者の逆鱗にも触れたのでね！きっと来世はナメクジですね！ (2023年1月22日 23時) (レス) id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ぶりっ子は夢主ちゃんの逆鱗に触れたので当然の報いです(*^^*)。 (2023年1月22日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ面白くて、一話から一気に読んでしまいました…！『死なない程度にｺﾛします』の台詞で、「あ、あのぶりっ子終わったな」と思いました()さわらぬ神ならぬ、さわらぬ夢主に祟り無しですね…更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page46 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - フリーザ様かな？？？ (2023年1月9日 19時) (レス) @page38 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年11月29日 9時
