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高村の行動は迅速だった。Aとの電話を終えると直ぐに準備に取り掛かる。神凪には高村以外にも二人の執行人が居た。その二人も協力を惜しまない。
島崎藤村と金子みすゞという文豪の名を持つ異能力者が。
みすゞ立ち上がるとバックを持ってAを迎えに行く。高村と島崎は記憶消失の異能力者を確保するための作を練り始める。
「相手の素性は判っているのか?」
「今はAに変わって,武装探偵社に居る」
「役に立つのか?」
「さぁ…私にとっては知る価値もない」
「同意見」
──────────────────
一方,Aが住んでいるアパートに付いたみすゞがのインターホンのチャイムを鳴らす。直ぐに扉を開けて顔を出してくれたのでみすゞはホッと胸を撫で下ろす。
「私の名前は金子みすゞよ。
貴女が綾目Aちゃんね?」
「…“鈴と小鳥とそれから私”?」
出逢ってすぐに自分の異能名を云われて驚いたみすゞだが,フフと穏やかに微笑むとAの手を取る。
「そうよ。良く解ったわね!!
私も神凪の執行人,高村君から頼まれて此処に来たのよ」
「零さんから…」
「必要最低限の荷物だけ纏めて私に着いて来て。
大きい荷物は業者さんが明日運んでくれるから」
首肯いたAは財布と携帯をバックに詰める。頸に白のストールを巻いてベレー帽を被ると急いで部屋を出る。
「鍵は預かるよ」
「お願いします…」
みすゞが運転してきた車の助手席に座るA。異能生命体が入ったバックは後部座席に置いてある。神凪の本拠地まで車を走らせるみすゞ。
途中,信号待ちをしていると……。
女子学生と仲良く喋っている記憶を消された武装探偵社が目の前の交差点を歩いていた。
「皆さん…本当に記憶が,」
「ッ…タイミング最悪」
視るのが辛くなってしまい俯いてしまったAの背中を擦るみすゞ。
「Aちゃんは悪くないよ。」
「はい…有り難う御座います」
車の信号が青に変わると直ぐに車を発進させるみすゞ。少しでもあの女子学生から距離を取れるように…
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SKY理科グループ(プロフ) - 最高･･･ (2023年2月2日 22時) (
レス) @page48 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - 御影さん» 読者の逆鱗にも触れたのでね！きっと来世はナメクジですね！ (2023年1月22日 23時) (レス) id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
御影(プロフ) - ぶりっ子は夢主ちゃんの逆鱗に触れたので当然の報いです(*^^*)。 (2023年1月22日 21時) (レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 初コメ失礼します！めちゃめちゃ面白くて、一話から一気に読んでしまいました…！『死なない程度にｺﾛします』の台詞で、「あ、あのぶりっ子終わったな」と思いました()さわらぬ神ならぬ、さわらぬ夢主に祟り無しですね…更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2023年1月21日 23時) (レス) @page46 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - フリーザ様かな？？？ (2023年1月9日 19時) (レス) @page38 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年11月29日 9時
