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side淳太
淳「たか...！これどうしたんっ！誰にやられたん！？」
崇「やぁ！じゅんたっ！いややぁ！！」
俺が確認のために腕を掴むと、崇裕はいやいやと泣きながら振りほどこうとする。
照「じゅ、淳太くん...。それ...」
照史も泣きそうな顔で崇裕の腕を見つめている。
そうや...照史もこうなってんねん。
普段は服をきているため見えないが、照史の背中は火傷の痕が沢山残っている。
そう。母親にやられたのだ。
嫌がる照史を無理矢理力ずくで押さえつけ、背中で煙草の火を消した。
嫌だ、やめて、と泣き叫んでもやめてくれへんかった。と、俺がこの家に来て直ぐに泣きながら教えてくれたことがある。
じゃあ...崇裕も...。
淳「たか、淳太に教えてくれへん?これ、おかんに、ママにやられたん？？」
崇「いややぁ！やぁ、じゅ、じゅ、いややっ！！」
じゅ、じゅ、とは多分煙草のことだろう。
やっぱり...。
きっと火傷以外のこの痣もあの女がやったものだろう。
ほんまに許せへん...。なんで崇裕がこんな目に合わなあかんねん。
俺があの日、無理矢理にでも崇裕と一緒に施設に行っていれば...。
照「淳太くん...。たかひろ、ほんまに可哀想...。なあ、淳太くん...っ！たかひろ、ごめんな...ほんまにごめんっ！これからは絶対俺らが守ったるからな...！！」
照史は自分が悪いわけではないのに何故かボロボロと涙を流しながら崇裕に謝っていた。
ごめんな、守ってあげられへんくってごめんな...って。
しまいには崇裕に抱きついて泣き始める。
だけど崇裕はそれが嫌だったのか、うーうーと唸りながら体をよじって逃げようとする。
淳「照史。照史は悪くないから、大丈夫やから。大丈夫やで。これからは俺たちで守ってってやろうな」
俺は照史にこう言うことしか出来なくて...。
そういう自分が情けなくて情けなくて...。
そうこうしているうちに、崇裕は照史の腕の中で落ち着いたのか眠ってしまっていた。
照「あ、たかひろ寝ちゃった...(笑)
俺寝室寝かせてこよか？」
淳「いや、ここで寝させとこ。うちの匂いに慣れてへんから不安になっちゃうかもしらんし。」
そう言って俺は紫色のタオルケットを崇裕に握らせた。
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ひよこ(プロフ) - 本当に申しわけございません。新しく「たかくんと家族のおはなし」を作り直しました。 (2019年9月22日 23時) (
レス) id: 27790e23ef (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 作者のひよこです。実は、パスワードを忘れてしまい、このお話を書くことができなくなりました。みなさんは続きが読まれたいかわかりませんが、私個人としては続きを書きたいので、また新しくページを作って書きたいと思います。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: 27790e23ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2019年8月18日 12時
