番外編2 ページ24
side望
淳太が出ていくと同時に流星がまたやらかした。
焼きあがったパンを乗せたトレーをひっくり返したのだ。
これは今月入ってもう3回目(笑)
何年働いてんねん！と思いながら片付けを手伝う。
流「望ごめーん！またやってもたわー。あー淳太に怒られてまう...」
望「ほんまに何してんねん〜。まあ淳太も今日は許してくれると思うで(笑)」
流「だとええんやけど...。毎回毎回望もほんまごめんな〜」
望「ええよええよ(笑)こういうとこも流星のええとこや」
話しているうちに片付けが終わり、また各々の作業に戻る。
今日は比較的いつもよりお客さんも少ない方やから淳太がおらんでも大丈夫やけどやっぱ俺らだけじゃ不安やな。
流「あ、そういえばさー」
望「ん〜？」
流「淳太に弟おったん知っとった？」
望「いや、全然知らんかった！俺もさっき聞いて驚いてん(笑)」
流「え、歳は？いくつなん？」
望「照史の一個上やって。そんでなんかちょっと障害があるらしいんやけど、小さい時から虐待受けててんって」
流「えーまじで？最低なことするやつもおるんやな〜。可哀想に」
望「な。多分淳太もこれから忙しくなるやろうし俺らが頑張らんとな」
流「今日店休みにすればよかったのにな」
望「淳太のことやから俺らの為にもやすみにできへんかったんやろーな」
流「あー...。1日くらいええのに...」
実は俺らは2人とも家族なんかいない。色々あって中学出てから2人で暮らしている。
だから淳太には家賃とか色々大変だろうって毎日バイト入れてもらってるけどたまには自分のこと考えてもいいと思うんやけどな、俺達は。
まあいっても「俺は大丈夫」としか言わへんねやろうけど。
流「はっくしょいっ！！」
望「びっくりした〜...(笑)なに？風邪ひいたん？」
流「んぁ、ごめんごめん(笑)風邪ひいたんかな」
望「帰ったら薬飲んどきやー」
流「うぃー」
ガランガラン
望「あ、いらっしゃいまs...て淳太か」
淳「なんや、淳太かって(笑)」
望「どうやった？心配してた高校生のヘルパーさんは」
淳「そこまで知っとるんか(笑)めちゃめちゃええ子やったで。心配なんかいらへんかったわ」
望「おー良かったやん〜」
淳「あ、それより流星。さっき俺が出てく時なんか落としたやろ？」
流「えっ！いや...はい、すいません...」
望「(笑)」
やっぱ怒られたか...(笑)
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ひよこ(プロフ) - 本当に申しわけございません。新しく「たかくんと家族のおはなし」を作り直しました。 (2019年9月22日 23時) (
レス) id: 27790e23ef (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 作者のひよこです。実は、パスワードを忘れてしまい、このお話を書くことができなくなりました。みなさんは続きが読まれたいかわかりませんが、私個人としては続きを書きたいので、また新しくページを作って書きたいと思います。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: 27790e23ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2019年8月18日 12時
