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side智洋
しまったな...なんて思った時にはもう遅かった。
神「叩かれると思ったんや...」
崇「まま...。ﾋｯｸごめんなさい...」
しゃくりながら泣くたかひろくんを見て後悔と申し訳なさでいっぱいになる。
なんとかしようと考えるが、俺も俺で混乱していてなかなか解決策が見つからなかった。
とりあえず落ち着かせんと...。
神「たか、俺の目ぇ見て？」
たかひろくんの両肩に手を添え向かい合って目を合わせる。
とりあえず俺は叩かないんだと安心させてやらないと。
神「俺は、ぜっっっったいたかに痛いことせえへん。たかが嫌がることはぜっっっったいにせえへんから。な？信じてや。俺はたかの泣いてるとこは見たくないねん。ずっと笑ってるとこが見たいんよ？」
俺の言ってること、わからへんかもしらんけど。
な、信じてや...。
崇「ﾋｸ...、と、とも...すき？...」
神「ん？」
崇「たか、すき？...とも、...き、きらい？」
ようやく落ち着いて、まだ涙で潤んでいる目をまっすぐ俺の目に合わせて覗き込むよう問いかけてくる。
だけど話の内容があまり理解出来ない。
神「たか、すき...？？俺はたかくんのこと好きやよ？」
すると今まで悲しそうに下がっていた眉と目をこれでもかと言うほど見開き、そうしたかと思えば次は照れたような表情になる。
何か言いたそうにしばらくもじもじしていたが、決心が着いたのか口を開いた。
崇「た、たかも...。すき...」
そういうと恥ずかしそうにお気に入りのタオルケットに顔を埋めてくふくふと笑い声を出した。
なんや、そういうことか。
もしかしたらこの目の前の純粋な少年は、生まれて初めて『好き』と言われたのかもしれない。
そして生まれて初めて人に愛を伝えたんだろう。
ふふふ、と初めて聞く彼の嬉しそうな声に今日初めてあったはずなのに何故か心が痛くなって。
でもそれよりも彼を何としてでも守らなければ、なんて気持ちの方が強くって。
なんだかよくわからなくなって自然と涙が溢れてくる。
きっと気持ちの整理が上手くできなかったからなんだろう。なんて思う俺はまだ子供だ。
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ひよこ(プロフ) - 本当に申しわけございません。新しく「たかくんと家族のおはなし」を作り直しました。 (2019年9月22日 23時) (
レス) id: 27790e23ef (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - 作者のひよこです。実は、パスワードを忘れてしまい、このお話を書くことができなくなりました。みなさんは続きが読まれたいかわかりませんが、私個人としては続きを書きたいので、また新しくページを作って書きたいと思います。 (2019年9月22日 22時) (レス) id: 27790e23ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2019年8月18日 12時
