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ーーー
俺と、伊野尾君が関係を持ったのは、
三ヶ月前の俺の誕生日。
春休みで。
伊野尾君は珍しく一人でうちに遊びに来ていて。
「何、欲しい？？」
って、屈託のない笑顔で聞いてくる伊野尾君に、
冗談交じりに、伊野尾君の黒髪を指に絡めて
「伊野尾君。」って見つめて言ってみた。
五人の中では少しだけ距離のある関係。
その距離をちょっとでも縮めたくて。
笑ってくれるかなって思ったんだけど、
伊野尾君は目をパチクリさせるだけで。
クスリともしなくて…。
しまった…。すべっちゃった…。
真っ赤な顔をしたまま、
そう、後悔していたら、
伊野尾君は、髪に絡めた俺の手を握って、
上目遣いに「いいよ。」って言ってキスをしてくれた。
その日、
厚みのある唇の感触と、伊野尾君の甘い匂いに浮かされた俺は
伊野尾君の体を貪るように求めた。
きっと、伊野尾君の初めては全て俺。
キスも。
ハグも。
その繋がる行為でさえも。
けど、残念ながら、
伊野尾君の一番は俺じゃない。
ーーー
「高木！！ちょー気持ちよかった！！」
ベッドに裸のまま二人で乗っ転がり、
終わった後の第一声は、そんな、これまた屈託のない行為の感想。
「そ。それならよかった。」
優しく笑顔で返せば、にっこりと笑って、すり寄ってくる。
三ヶ月前から、することはするけど、
恋人ってわけじゃない。
伊野尾君は誰かの一番になりたがるけれど、
自分の一番は決めない。
俺の隣でうつ伏せで、上半身だけ起こし、携帯を触る。
足をバタバタさせて、なんだか嬉しそう。
「今日、なんか、上機嫌だね。誕生日だから？」
俺の問いかけに、隣にいるのに目も向けずに、
携帯を触りながら嬉しそうに話し出した。
「今日ね、光と仲直りした！！」
そういえば、早退する光君を追っかけて行ってたな。
仲直り、できなならよかった。
「へ〜。よかったね。」
嬉しそうな伊野尾君にこっちまで嬉しくなって、
伊野尾君の髪を優しく撫でた。
「そんで、キスしよって言ってくれたら、してくれた！！」
耳元で言われた言葉に、思わず、髪を撫でる手を止めた。
伊野尾君があまりにも嬉しそうに言うもんだから…。
「そんでね、『誕生日、おめでとう』って言ってくれたんだぁ。」
よほど、嬉しかったのだろう、大きな目がなくなるほど
ニンマリと笑っている。
伊野尾君、光君のこと、大好きだもんね。
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みるみるみるきー(プロフ) - なんか、いい関係だわねー。男同士…うんうん。いやしの笑顔のタカキもよいです。 (2019年8月19日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ゆみさん» いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m先ほど、メッセージの方に送付させていただきました。届いていない場合はお手数ですがこちらでお知らせいただければと思います☆よろしくお願いいたします＊ (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - すみません(>_<)パスワードではなく、パスヒントを教えて下さいですね！また、ひびた。さんのプロフィール欄に気付かず『ボード』にもメッセージを残してしまいました。すみません(>_<)よろしくお願いいたします。 (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ×-dame完結おめでとうございます。楽しく読ませていただきました！過去作品『たんぺん歌集』が大好きで再読したいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか？Twitterをしていないのでよろしくお願いいたします。楽しく (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございますm(_ _)mメッセージにて、パスヒント送付いたしました☆前に送付したものと同じです(^ ^)メッセージが万が一見れない場合は、ご連絡ください☆ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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