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「いの、ちゃん？？」
泣き出したいのちゃんの肩に思わず手をのせた。
ー ザーザー
二人の間を、強くなった雨が濡らしていく。
早く、帰らなきゃ。
シャツが濡れて、いのちゃん、風邪を引いてしまう。
泣きながらも、たどたどしくいのちゃんが話し始めた。
「光、なん、で、…避ける…の？？」
「えっ！？」
「なんで、一緒に…いて。くれないの？？」
「それは…。」
もう、三人一緒にはいれないでしょ？
俺らは、”ふたり”と”ひとり”になるのだから。
言いたい言葉が出てこない。
「光、俺の、こと…嫌い、なの？？」
「…嫌いじゃないよ。」
「じゃぁ、好き？？」
「…いのちゃん？？」
「ねぇ、好き？？」
泣きながら、縋るような目で俺をみつめるいのちゃんに目が離せなくて、
それでも何も言えずいた。
「光？？」
「ん？？」
「光は…して、くれ、ないの？？」
「へっ？？」
「光も、してよ。」
何のことかわからずに、雨の中、立ち尽くす俺に、
しびれを切らしたのか、いのちゃんがゆっくりと近づいてきた。
「いのちゃん？？」
泣き顔のいのちゃんは、そのまま何も言わず、
俺のことをぎゅっと抱きしめていた。
いのちゃん？？
なんでそんな強く抱きしめてくんの？？
俺に、何を求めてんの？？
俺と薮は、似ても似つかない。
一緒なのは、タバコの臭いくらいだけ。
抱きしめられても、何も言わずに雨に打たれ続ける俺の耳元で、
どうやら泣き止んだらしい、いのちゃんが、囁くように呟いた。
「光も、キス、して。」
驚いて、体を離せば、
潤んだ瞳で見つめられていた。
雨の音で、よく聞こえなかった…。
きっと、これは空耳なんだ。
そう、思い込もうとする俺に、
もう一度、いのちゃんが口を開いた。
「光。…キス、しよ。」
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「幼ななじみ」 Sound Schedule
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みるみるみるきー(プロフ) - なんか、いい関係だわねー。男同士…うんうん。いやしの笑顔のタカキもよいです。 (2019年8月19日 11時) (
レス) id: a47283bf22 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ゆみさん» いつも読んでくださりありがとうございますm(_ _)m先ほど、メッセージの方に送付させていただきました。届いていない場合はお手数ですがこちらでお知らせいただければと思います☆よろしくお願いいたします＊ (2019年8月19日 1時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - すみません(>_<)パスワードではなく、パスヒントを教えて下さいですね！また、ひびた。さんのプロフィール欄に気付かず『ボード』にもメッセージを残してしまいました。すみません(>_<)よろしくお願いいたします。 (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - ×-dame完結おめでとうございます。楽しく読ませていただきました！過去作品『たんぺん歌集』が大好きで再読したいのでパスワードを教えて頂けないでしょうか？Twitterをしていないのでよろしくお願いいたします。楽しく (2019年8月12日 10時) (レス) id: 58cd24687a (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございますm(_ _)mメッセージにて、パスヒント送付いたしました☆前に送付したものと同じです(^ ^)メッセージが万が一見れない場合は、ご連絡ください☆ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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