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「あれ？？誰かいませんか〜。」
ったく、もう…。
図書室では大声厳禁って知らないのか、さくらのバカ…。
って…。えっ！？さくら？？
本と本の間から見つから無いように扉の方に目をやれば、
正真正銘、幼馴染のさくらがいた。
えっ！？まじ？？
さくらの存在に気がついて動きを止める俺を、さくらと伊野尾くんを交互に見れば、
伊野尾くんは俺の腕に包まれたまま不服そうな顔で見上げていた。
えっ！？伊野尾くん、まじで約束してたの？？
てっきり薮くんや光くんを巻いて、俺と二人きりになりたいだけの嘘だと思っていたのに…。
突然のさくらの登場に狼狽えていた俺をよそに、
伊野尾くんの頭は、下へ下へと降りて行く。
「すいませ〜ん。どなたかいらっしゃいませんか〜。」
なおも、大きな声を出すさくら。
だから、ここは図書室！！
大声も出しちゃダメだし、色々出しちゃダメなとこなの！！
「…っ!!」
そう思っているのは俺だけなようで、
伊野尾くんは、ジッパーを口でおろし始めた。
ちょ…！？まじでストップ！！
俺、人前でそんなことやる趣味ないよ！！
やんわりと伊野尾くんの頭を後ろに抑えようとしたけれど、
振り払うようにして、髪の毛をブンブンと振った。
耳まで真っ赤にしながら恥らっているのか興奮しているのか、
はたまた怒っているのかはわから無いけれど、
確実にいつもの伊野尾くんとは違う。
その様子に、少しだけ俺はひるんでいた。
「いませんか〜。」
恐る恐るなさくらの間抜けな声だけがまた図書室の静かな空間に響く。
その間にも、伊野尾くんはジッパーの間から舌をねじ込み、
トランクスの布の上から刺激しようとし始めた。
伊野尾くんの唾液のせいか俺のそれのせいか、
上から見える自分のトランクスにシミができ始め、
それがなんとも情けないやら、恥ずかしいやら。
その思いとは裏腹に、伊野尾くんから与えられる、そのもどかしい刺激に、
荒くなっていく息遣いを、もう、止められそうもない。
えっ！？まじで勘弁してってば！！
「あれぇ？？誰もいないやぁ〜。」
本棚を隔てたそこには幼馴染の危機(？)があるというのに…。
腑抜けた声を出すさくらに若干の怒りを覚え始めたその時。
ガタッガタッガタガタガタっと、また立て付けの悪い扉の閉まる音とともに、
俺は今度は勢い良く、伊野尾くんをこれでもかってくらい、押しのけていた。
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ひびた。(プロフ) - みほさん» だらだらと書いていたにも関わらず、優しいお言葉ありがとうございます(T ^ T)嬉しい限りです！！これからも、そのようなお言葉がいただけるのであれば低速ながらも書いていこうと思えました！！ありがとうございます！！ (2019年7月7日 0時) (
レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - Yokoさん» ながながとしたお話でしたが、着地はなんとかできました！！夏休み中は解禁されるかどうかは未定…続編もぼちぼちで、進めていきますので、よければまた遊びにきてください（＾∇＾） (2019年7月7日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - すごく素敵なお話でした。2人の思いが通じあって良かったです。ありがとうございます。最近、ゆといのも好きなのでたんぺん歌集の方も時々読み返させていただいています。ひびた。さんのお話大好きです。 (2019年6月26日 9時) (レス) id: e343fdfaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Yoko(プロフ) - わあああ！涙！なんて爽やかなENDでしょう！よかったね�睫擇�ん！始まりはちょっと間違ってたかもしれないけど、ちゃんと青春真っ盛りの爽やかカップルに着地ですね！明日からの夏休み中に禁欲は解除されるのかな？ワクワク！ (2019年6月23日 23時) (レス) id: 1ec0dcf065 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - Yokoさん» 伊野尾さんちにたどり着くのに、どんだけかかっとんねん！！聖闘士星矢か！！っというツッコミを自分でしてました。お待たせしておりますm(_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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