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「さくらがね、最近、この周辺危ないからって。」
「さくらちゃんが？？」
聞きたいことはいくらでもあった。
”なんで、お昼こなかったの？”
”なんで、さくらといっしょにいるの？”
”なんで、最近は俺じゃなくてさくらなの？”
聞こうと思えば思うほど、伊野尾くんを困らせる質問ばかりが浮かんだ。
普通の恋人同士だったなら言えたのかもしれない。
けれど、曖昧なまま過ごして来た俺たち二人の関係では相手を言ってはならない質問のように感じて
結局、当たり障りのないことを言っていた。
何か会話をしていないと落ち着かなかったのは、
きっと俺たち二人以外誰もいないまっすぐな道のせい。
「最近、変質者が出るんだって。」
「変質者？」
「そう。で、伊野尾くんは可愛いから危ないって。」
「…かわ、いい？？」
足を止め上目遣いにこちらを見た伊野尾くんの顔は、もう日が落ちかけていてうっすらとしか見えない。
気分、害したのかな？っと思って、「って、さくらが言ってた。」っと口早に続けた。
その言葉に顔を伏せ、
「あぁ…さくらちゃんが、…か…。」と、小さく呟いた後、伊野尾くんはまたまっすぐを前を見て歩き出した。
「さくらちゃんも、可愛いよね。」
「…えっ！？」
予想もしていなかった言葉に今度は俺の方が足を止めた。
「…どこが？？」
心底わからないというような声で言えば、伊野尾くんはキョトンとした後クスクスと笑い出した。
「高木、さくらちゃんに失礼だよ。」
いやいや、そう言われましても。
まじでどこが可愛いのかわからない。
「
止めていた足を前に出しながらそう言うと、伊野尾くんは『あいつね〜。』なんて、
珍しくちょっと茶化すような言い方をした。
「近くにいすぎて、良さがわからないんじゃない？」
そういうものなんだろうか。『可愛い』って難しいな。
「顔立ちだって、可愛らしいし。」
いや…ごくごく普通な日本人顔だけど？
「体型も、なんだか柔らかそうだし。」
女子なんだから、あんなもんだろ。
あぁ…でも、俺らの周りにいる綺麗目の女子たちより、ぽっちゃり気味ではあるな。
「性格だって、すごく優しいし。」
優しい…。そんな記憶、俺にはないけど。
伊野尾くんの口から不自然なほど次々と出されるさくらへの賞賛に
俺の嫌な予感はマックスに達していた。
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ひびた。(プロフ) - みほさん» だらだらと書いていたにも関わらず、優しいお言葉ありがとうございます(T ^ T)嬉しい限りです！！これからも、そのようなお言葉がいただけるのであれば低速ながらも書いていこうと思えました！！ありがとうございます！！ (2019年7月7日 0時) (
レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - Yokoさん» ながながとしたお話でしたが、着地はなんとかできました！！夏休み中は解禁されるかどうかは未定…続編もぼちぼちで、進めていきますので、よければまた遊びにきてください（＾∇＾） (2019年7月7日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - すごく素敵なお話でした。2人の思いが通じあって良かったです。ありがとうございます。最近、ゆといのも好きなのでたんぺん歌集の方も時々読み返させていただいています。ひびた。さんのお話大好きです。 (2019年6月26日 9時) (レス) id: e343fdfaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Yoko(プロフ) - わあああ！涙！なんて爽やかなENDでしょう！よかったね�睫擇�ん！始まりはちょっと間違ってたかもしれないけど、ちゃんと青春真っ盛りの爽やかカップルに着地ですね！明日からの夏休み中に禁欲は解除されるのかな？ワクワク！ (2019年6月23日 23時) (レス) id: 1ec0dcf065 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - Yokoさん» 伊野尾さんちにたどり着くのに、どんだけかかっとんねん！！聖闘士星矢か！！っというツッコミを自分でしてました。お待たせしておりますm(_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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