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「何！？何かあったの？？」
俺の問いかけを無視して、俺のベルトを外し切った伊野尾君は、
今度は自分のシャツのボタンを丁寧に一つ一つ外し始めた。
「だって…高木に最近触れられてないから…」
切羽詰まったように顔を赤らめながら、
少し頬を膨らませながらそういう顔は、間違いなく俺を求めている顔だった。
けど…。
えっ！？そうだっけ？？
そんなことはない。
つい１０日ほど前は伊野尾君の誕生日で、
伊野尾君の部屋で、伊野尾君が満足するまで致したばかりじゃないか。
こんなにも最初から積極的な伊野尾君を見るのが初めてで、面を食らっていたら、
反応しないで、ただ伊野尾君を驚いた表情で見つめる俺に
シャツのボタンを残り二つまで残した状態で伊野尾君の手が止まった。
「高木…イヤ？？
こんな…こんな、俺はイヤ？」
潤んだ瞳、中途半端にはだけたシャツ。
上気した頬に、首元を伝う汗。
俺の胸元を直で遠慮がちに触れる白い指に、
俺に跨ったまま小さく揺れている細い身体。
「…イヤじゃないです！！」
形勢逆転。
貪るように伊野尾君の唇に、体に、キスを降らす。
「ふぇ？たか…ぁ…んっ!!」
あぁ…。
これが、計算だとわかっていても、可愛くて仕方ない。
君が俺にとっての一番で、俺が君にとっての一番でなくても、
それでも俺は君が好き。
いつもなら十分すぎるくらいキスに時間をかけるのだけれど、今日は別。
目の前には既に熟れに熟れた果実のような唇をした伊野尾君がいたから。
伊野尾君が途中まで外したシャツの残りのボタンを器用に片手で外しながら、
首筋から胸元にかけて、伊野尾君の顔をじっくりと見ながら舌を這わせた。
「ぁ…ゃん…。たか、…んんっ!!」
目と目がチラチラと合いながら、伊野尾君は恥ずかしそうに声を漏らす。
俺からの身体中のキスを受けながら、強張っていた伊野尾君の身体が解け、
次第に甘い声が大きく漏れ始めた時に、玄関の扉がガタンと開く音が聞こえた。
「ごめんくださ〜い！！誰かいませんかぁ？？」
来客！？こんな時に！？
しまった…玄関の鍵を閉めるのを忘れていた！！
一瞬、動きを止め、伊野尾君と見つめ合っていたのだけれど。
ま、いいや…無視しよ。
俺は無視を決め込んで、また伊野尾君にキスをし始めた。
「ぁ…たかき…いい…のぉ？…ぁん!!」
潤んだ声で言われると、余計、来客なんて無視したくなる。
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ひびた。(プロフ) - みほさん» だらだらと書いていたにも関わらず、優しいお言葉ありがとうございます(T ^ T)嬉しい限りです！！これからも、そのようなお言葉がいただけるのであれば低速ながらも書いていこうと思えました！！ありがとうございます！！ (2019年7月7日 0時) (
レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - Yokoさん» ながながとしたお話でしたが、着地はなんとかできました！！夏休み中は解禁されるかどうかは未定…続編もぼちぼちで、進めていきますので、よければまた遊びにきてください（＾∇＾） (2019年7月7日 0時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - すごく素敵なお話でした。2人の思いが通じあって良かったです。ありがとうございます。最近、ゆといのも好きなのでたんぺん歌集の方も時々読み返させていただいています。ひびた。さんのお話大好きです。 (2019年6月26日 9時) (レス) id: e343fdfaf1 (このIDを非表示/違反報告)
Yoko(プロフ) - わあああ！涙！なんて爽やかなENDでしょう！よかったね�睫擇�ん！始まりはちょっと間違ってたかもしれないけど、ちゃんと青春真っ盛りの爽やかカップルに着地ですね！明日からの夏休み中に禁欲は解除されるのかな？ワクワク！ (2019年6月23日 23時) (レス) id: 1ec0dcf065 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - Yokoさん» 伊野尾さんちにたどり着くのに、どんだけかかっとんねん！！聖闘士星矢か！！っというツッコミを自分でしてました。お待たせしておりますm(_ _)m (2019年6月2日 22時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
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