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連れてこられたのは、廊下の一番端。
なんだか空気がピリピリしている気がする。
それに涼太は、なんか怒っている上に焦っていた。
「りょうた？ごめん、俺、なんかした？」
「佐久間、ああいうこと、人前で言っちゃダメだよ。」
「ああいうこと？って？？」
心底不思議そうな顔をする俺を見て、
涼太の顔はさっきよりも曇っていた。
「だから、その、、、キスとか、そういうの。」
「あぁ、そうそう。それそれ。」
涼太の言葉で、自分が先ほどまで伝えたかったことを思い出した。
「俺らみたいな関係を『キスフレ』って言うんだって。」
「・・・えっ？」
「だから、俺と涼太みたいにキスする友達のことを『キスフレ』って言うんだって。
俺と涼太はキスフレなんだよ。」
初めて覚えた言葉みたいに、嬉しくて何度も『キスフレ』の言葉を繰り返した。
他の友達とは違う特別感があって、それも嬉しかったのだと思う。
他のメンバーとは違う、俺と涼太だけの関係性。
涼太の一番古くからの仲は翔太だけど。
それはもう、どんなに頑張っても、タイムマシーンがない限り塗り替えられない。
でも、『キスフレ』は俺とだけでしょ？
それが、すごくすごく嬉しくて。
ニコニコ顔の俺とは対照的に
涼太の顔は曇りが晴れるどころか、今にも雨が降りそうな顔に変わっていった。
「『キスフレ』・・・か。」
「そう。『キスフレ』だよ。」
なんで、そんなに泣きそうな顔するの。
俺と『キスフレ』なの、嫌なの？
「そっか。そういうことか。」
「ふぇ？」
涼太は全然納得していない荒々しい口調で、
納得したような言葉を吐き出した。
「それだったら、俺じゃなくてもいいもんね。」
「ん？」
「だからコージともキスしたの？コージも『キスフレ』？？」
「えっ・・。え〜っと、んと。」
確かに俺は、横アリでコージとキスをした。
でもそれは、その場の流れというか。
俺が望んでしたことではないし。
むしろ、涼太の代わりに俺が差し出されたわけで・・・。
「あれは、涼太が。」
「俺が、佐久間を差し出したから？差し出されたら、誰とでもキスするの？」
「誰とでもってわけでは。」
「でも、実際そうなんでしょ？」
何を言っても、食い気味に言い返される。
いつもの落ち着いている涼太じゃない。
ねぇ、なんで？
なんで涼太は、そんなに怒ってるの？
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☆(プロフ) - ありがとうございます。楽しみにしてます。ゆり組もいいですよね！地雷は無いのでどの話も大好きです。それと、申し訳ないのですがR-snowのパスワード教えていただけないでしょうか。読んでみたいのですが、中々解けなくて。教えてくださると嬉しいです。お願いします。 (2020年3月5日 12時) (
レス) id: e1dc0757dd (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ☆さん» お褒めの言葉、ありがとうございます^_^ ゆり組贔屓気味ではありますが、dtskも大好きなのでそう言ってもらえて嬉しいです。ノロノロ更新ですが、おひまなときにでもまた読みにいらしてください(*ﾟ▽ﾟ*) (2020年3月4日 22時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - ﾙﾘさん» iwさん受けは最高です！！本当、いいですよね！！私もmmiw大好きです(*^ω^*)高身長同士の並び、素敵！！ (2020年3月4日 22時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
ひびた。(プロフ) - みわみるさん» 確かに、日本語の意味がよくわからないことになってますね。ご指摘いただくまで気づきませんでした(^^;;一文字目というのは頭文字ということが言いたかったのです。わかりにくく書いてしまい、大変失礼いたしましたm(_ _)m (2020年3月4日 22時) (レス) id: 5a12b48840 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - この作品が大好きです！特に、だてさくの作品が大好きです。これからも更新楽しみにしてます。 (2020年3月2日 19時) (レス) id: e1dc0757dd (このIDを非表示/違反報告)
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