検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:6,366 hit

ページ10

·

結局治が戻ってきたのは授業後だった

『…治?』

「あ、A」

『サボり』

「すまんて!」

『侑は…?』

「あーしめてきた」

珍しく目線を逸らした

多分あの目はなにか隠してる
やっぱ双子って似るんやな
侑と同じ

『ねえ治』

どこか行こうとする治の袖を掴む

「…どないしたん」

『なんでそんなに隠すん?
私知っちゃいけないん?』

治の顔が曇る

「俺の口からは言えん
ツムから聞いた方がいいと思うで」

そう言うと友達のところ行ってしまった

侑……
今日の部活終わり待ち伏せしとこうかな

·

放課後

私は侑と帰ってた頃のように教室で勉強する
一応侑には部活終わったら教室に来てとの連絡は入れておいた

そして

「A」

侑がやって来た

『ごめん、侑。疲れとるのに』

「いやそれはいいんやけど」

まだ気まずい雰囲気が流れる

ちゃんと話さなあかん
でも最初は…

『侑、さっきはごめん、言い過ぎた』

謝らな
美紅にも言われたけどちゃんと侑のこと信じなきゃ

「べ、別にいいんやでそれは!
俺も悪いとこはあるし…」

許して…もらえたんかな…?
とりあえず本題に入らな意味ないし

私は意を決して侑に聞いた

『なあ侑…何隠しとるのか教えて欲しい
治も美紅も知っとるんやろ…!』

さっきまで合っていた目線が逸らされる
ほら治と一緒

『侑、、!』

「分かったわ!!教えたる!」

「脅されとったんや!!
“A傷つけられたくなかったら仲良くしんといて”って」

『……へ??』

穏→←信



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 宮侑 , 稲荷崎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:氷浦柊良 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hiura02141/  
作成日時:2020年1月31日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。