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侑が話し終わりちょうど自分の家に着いたのでそこで別れた

侑は何事もないように“またな”って言ったけど私だってまだ気になることはあった
でも侑だって帰らなきゃいけないだから

『ね、連絡してもいい…?』

「…!ええで」

『ありがとう』

そう最後に言った

·

次の日

昨日はあれからちゃんと私が言われたこと、私の思いを伝えた

侑は最後まで聞いてくれた

いつもなら治の邪魔が入ったりするのに昨日に限ってそれはなかった
多分治が気を使ってくれたんだろうな

そしてまた今日から侑と一緒に登校することになった

『侑おはよう』

「おはよ、A
行こか」

さりげなく私の手を握る侑
今まではそんなことなかったからすごい恥ずかしい

学校に着くと美紅が私の教室にいた

「おはようA!」

『おはよ、美紅!』

「朝からラブラブやんな〜」

私達の繋がれた手を見ながら言う美紅

「当たり前やん、俺のやで!」

“俺の”…初めて言われたかもしんない

「あ、A顔真っ赤!!」

『う、うるさい侑のせいや!』

「はい!?俺のせいやて!?」

だって初めて言われたんだもん
そりゃ顔も赤なるに決まっとるやん…

「朝からお熱いな〜」

「あ、サム!
お前どこ行っとったん?」

「お前には関係ないわ」

ああすっごく楽しい
関係は前に戻ったけどこんな言い合いとかは全然だったもんな

「?Aどないしたん?」

『なんもないで』

「ごめんなA、これからはもっと大事にする。好きやで」


『ありがとう侑、私も大好きや』

クリスマスローズ
ーー私の不安を和らげて

ありがとう侑
もう不安なことはなくなったよ

あとがき→←真



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作者名:氷浦柊良 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hiura02141/  
作成日時:2020年1月31日 13時

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